超電磁マシーン ボルテスVの28の情報・感想・評価

進撃の巨人のエレンの父が主役の過去編に似ているので驚いた。子供向けヒーロー番組では珍しい主役の戦闘シーンを省いてストーリーに没頭させる思い切りの良さ。一話完結の勧善懲悪から大河ドラマのような壮大な叙事詩に変貌した。ガンダム以前だとトップに位置したんじゃないかな。

伝説の回 宣伝すべき玩具であるロボットを一切出さずにアニメでも大河ドラマをできることを示した。 長浜監督はこの回のために関係各所に頭を下げまくったとのこと。

超電磁マシーン ボルテスV 第28話 父 剛健太郎の秘密 ボアザンの歴史と文化に剛博士の壮絶な半生が語られ、これまでの展開が一気に繋がる。地球防衛の戦いだったのがボアザン革命の戦いにガラッと変わり、同時に健一たちがボアザンの血を引くことが明かされたことで当事者に引き込まれるのが上手い。 異星の文化描写と政治劇、運命に翻弄された一人の男の半生に、革命へ至る理不尽に対する怒りと、このとんでもないボリュームをよくぞ1話に詰め込んだよな。親にも過去があるのだと知るのは話に深みが出るけど、ボルテスはこれが主軸だから面白いにも程がある。 出番こそ短かったけど、ダンゲ将軍も猛者だよな。ボアザン貴族なのに不平等を是正するために自分で角を折る信念の男。命を賭して剛博士に報いる義の男。カッコいいぜ。

郷博士にそんな秘密がー！？もう一人の子供ってのが、ハイネルなんだろーね、きっと。