TO BE HERO Xの9の情報・感想・評価

エピソード09
喪失と獲得
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あらすじ
施設を離れて再び孤独の⾝となったシアンだったが、⾳楽の才能を開花させて⽣きる希望を⾒出していく。ミージーが代表を務めるマネジメント会社 DOS はそんなシアンの資質に⽬を付け、歌⼿ヒーロー「ラッキーシアン」のプロデュースに乗り出す。
コメント4件
Ryo

Ryo

ラッキーシアン編は、宗教×アーティスト×ヒーローという構成になっているようだ。信頼が力になるこの世界では、宗教的偶像やアーティストもまた、アイドルやタレントと同様に「ヒーロー化」され得る存在として描かれる。これは、現実社会にも少なからず通じる構造だろう。 たとえばアメリカでは、信仰の枠を超えて巨大な影響力を持つメガチャーチのように、宗教とエンターテインメントやビジネスが結びついた事例が多く見られる。そこで中心となるのは、カリスマ性を備えた牧師=象徴的リーダーであり、彼らは単なる宗教指導者ではなく、時にアーティストやセレブのように信頼と視線を一身に集める存在だ。その構造は、ドラマ『The Righteous Gemstones』にも端的に描かれている。 信頼という観点では政治家もまた「現実世界のヒーロー」とされる存在だ。しかし、信頼の上に成り立つ権力が容易に腐敗へと転じることもある。『The Boys』のホームランダーは、まさにその縮図だ。彼は絶対的な力と人気を持ちながら、その実、国家や企業の利益のために動かされる装置に過ぎず、信頼の「商品化」が極端に暴走した姿として描かれている。中国制作の本作では、そうした「政治と信頼」の問題までは踏み込まれないかもしれないが、ラッキーシアン編の構造は、それに近い問いを間接的に突きつけているようにも思える。
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ダックス

ダックス

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話面白いけど 歌声の違和感が凄くて全然響かないな。 まだまだ不穏で裏がありそうな感じだね。。
やーしょー

やーしょー

「ずうずうしいヒーロー 洛!」 まだ二人の姿が見れる良かった!と全然良くない展開になりそう...のふたつの気持ちでいっぱいいっぱい。 ヒーローになりたがっていなかったシアンのヒーローを目指す背景もシアンらしくてすき。 コインを落としたのはXだろうな。 他のヒーローがちょいちょい活躍してたり生活してる描写はワクワク感増す。 ラッキーシアン編は2Dメインなんだな。
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おこめ

おこめ

このコメントはネタバレを含みます

トラックつっこむとこ、思わず「リ・ハオリン(監督)一ツ!!」って叫んでしまったわ...。ルオくん思い切り死亡フラグ立ってたんで、SNSで不安になってる人多くて笑ってしまった。 最初にシアンにコインを投げたのはXではないか、という意見が結構あって、こういう風に視聴者に何かを予感させる仕込みは個人的にはかなり好き。 たった一人の親友のため、というごく個人的な思いからヒーローになったシアン。ルオと良い再会をしてほしいけど、あんまり望めなさそう。ルオは何を知ったのか。クイーンの父リウ・ジェンは今どういう立ち位置なんだろう? そしてラストシーンは「恐怖粒子」に侵された人々というとこるだろうけど、この辺りの説明はちょっと過去回を見返さないと駄目かも。 働きすぎのドライバーってリアルすぎて泣いた。こういう細かいとこのリアリティが好き。 以下あまり関係ない話かも。 この作品、特徴的な部分がいくつかあるけど、時系列が結構バラバラであるため、公式サイトに年表が載っていたりする(メモ取らなきゃと思ってたんで助かる)普通に見ても面白いが、考察を促すつくりになっている。これが昨今のアニメではかなり珍しいと思う。 平成はこんなアニメが結構あった。 なので、人をかなり選びそうに思うが、楽しんでる人が結構いる。これは嬉しい。(ここじゃネガキャンされてるけどね)なんで嬉しいかっていうと、作品を見て、制作側の意図を考えたり、キャラクターの背景を考えたりと、受け身にならない視聴者がたくさんいるっていうことは、とても豊かなことだと思うからだ。 (全く作品の感想から離れてしまうが、これから AIの時代になれば、考えることをAIに任せることになっていくだろう。私はそれを結構怖がっている) 過酷な人生を歩むヒーロー達から最後に何を得られるか、楽しみで仕方ない。
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