このレビューはネタバレを含みます
第13話であるキャラクターが、一瞬一瞬の積み重ねでうんたらかんたら、と言っていた。
このアニメ、全編同じような出来事をひたすら積み重ねる物語だったと思う。学校、家、橋、電車、プラネタリウム、ライブハウスで構成された逃げ場のない狭い世界で、キャラクター達が本気でぶつかり合う。立場と意味合いを変えて何回も。
その頂点が第10話。昔経験したものとパッと見同じような一瞬一瞬に、絶えず本気で向き合っていく。その積み重ねでしか辿り着けない地平があるのだと声高らかに宣言をする。
ほんと『君たちはどう生きるか』よりよっぽど君たちはどう生きるかだよなぁ。家でだらだらとやる事がないと嘆きながらアニメを観ている自分の胸に突き刺さった。とりあえず自分は、取りたい資格の勉強でもしようかなと思います。
