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Fate/strange Fakeのspitfireのレビュー・感想・評価

3.8
日夜拡張されるfateシリーズより、成田良悟先生の小説が映像化。偽りだらけの聖杯戦争が始まる!いやいや第5次から例外だらけだったろ、とは言わないお約束だ。
話としては登場人物の顔見世に、ギルガメッシュとエルキドゥの開戦をクライマックスとして終了。今後に続くことを前提とした作りですが、放送と同時にTVアニメシリーズの制作決定もアナウンスされており、これからを期待させるには十分です。
エルメロイ2世や他の作品で見たことある人が登場するのは楽しいですね。一方でそこを押し出しすぎると間口は狭くなり、一見さんお断りに近づいてしまうため、どのへんでバランスが取れるか。A-1 PicturesといえばApocryphaは楽しかったですが、それを超えるものが出てくるかどうか。少なくとも、既存TYPE-MOONファン向けで終わってほしくはないなぁ、とは思っています。

原作は未読ですが、真贋というモチーフはシリーズのオリジネイターである奈須きのこが繰り返し扱ってきたもの。同人作家という出自がある種のコンプレックスになっているとも聞きます。そうなると、本作も色々と意味深ですよね。やっぱ原作読むか……
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