福岡のアニメスタジオTriF製作によるテレビアニメーション。全12話完走。メカウデと呼ばれる機械生命体アルマと出会った中学生ヒカルが、メカウデをめぐる対立抗争に巻き込まれる。メカウデを利用しようとする大企業が機械生命体世界との接点を作ろうとするのだが、その裏には別の野望が潜んでいた。鉄拳が唸るスピーディなバトルシーンが見どころ。
バラエティに富んだ登場人物とメカウデたちが次々と登場。さらに攻守が回を重ねるごとに入れ替わったり、"本当の敵"が明かされたと思ったらそこにもまた誰かの野望が隠れている。新事実が次々と明らかになる複雑な構造。特に後半の展開が目まぐるしくて、僕は話にやっとついていけた感じ。ストレートな少年の成長物語、変則バディものとしてはまずまずの面白さ。
福岡のスタジオ製作とのことで、舞台となるキタカガミ市のモデルは北九州市。企業城下町という設定が共通点。ヒカルやアキの登校風景は小倉駅周辺?、高架下の工場地帯は雰囲気がよく出ている。最終回の壮絶な殴り合い空中戦は、白い橋をバックにしてタワマン風の建物に激突。これは関門海峡なんだろうな。