のぞみ

30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしいののぞみのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます


毎週の癒やしタイム。
ドラマもすきだけれどアニメもいい。
アニメの黒沢の心の声のテンションの高さがとてもよかったし、怒ってるときの黒沢曰くの醜さやかっこわるさも黒沢って安達のことになると余裕ないよなぁっていとおしくなる。

魔法を失ってからの安達は言葉にちゃんとしてくれるし、とても真摯に向き合い、こうしたいと提案までしてくれる。黒沢という存在が安達にいい影響を与えているのはまちがいないし、それは黒沢もおなじ。
一緒にいることに意味があったり、プラスになったり、支え合い、しあわせもつらさも分け合える。一緒にいたいから一緒にいる、恋愛の基本をおもいださせてくれる、そんなふたりの関係が末永くつづくことを願っています。

そして、ED曲のマジカルラブがすきすぎてCDを買いました。
毎回話に合わせて、安達ソロ、黒沢ソロ等にしてくれたり、そういうこだわりがとてもすき。もちろん、ふたりバージョンも。ノリノリで歌ってる黒沢がいい。



9話
安達の魔法を使いこなす黒沢の適応力の高さ。ルンルンで交際しているふたりの前に立ちはだかる転勤。珍しく怒っている黒沢の気迫にオロオロ。怒ってるのに悲しんでるの声からつたわってきてくるしくなる。そんなことどんな理由があったって俺は言ってやらないのインパクト。

黒沢の朝比奈さんって言うときの怒りの込め具合がとてもこわい。ひとりで決めたことも、朝比奈さんに先に相談したこともおもしろくないし、遠距離になることに自信を持てないことも、信用されてないことも、ぜんぶ傷つくし悲しいのと同じくらい想ってることがつたわるからより悲しい

10話
心が読めても、言葉にしないとつたわらない。魔法がなくても黒沢と一緒にいられるのか、安達をみてるとそんな不安を感じる。柘植がいうように自己肯定感が低いから、魔法頼りの交際は心配になる。柘植と湊も歯がゆい展開に。湊が柘植に報告しないなんてことないよね?

俺の醜いところと黒沢はいうけれど、だれにも醜さや本音を漏らせない彼が安達のことだけには前のめりで、合わせるのではなく、自分の想いをちゃんとつたえられるのいいなぁっておもう。それきっかけで離れることになったらっていう不安はあるけれど、安達はそんなことしないよね。

11話
安達と話したいけど、別れようと言われたらどうしようと不安で無意識に避けていたのかもしれない。そんな不安を察するように安達から手紙が届くタイミングは完璧で、そのまま長崎行ってしまうほどうれしくてたまらなかったんだろうな。雨の中、心細そうに待つ姿がたまらない。

俺が黒沢のこころにふれたように、黒沢にも俺のこころにもふれてほしい。魔法が使えたからふれあえた。魔法がなくてもふたりなら言葉や身体で伝えあえるようになっていく過程がよかった。交わる指先がふたりをつなぐ。言葉じゃ足りない、体温を求めるように。
のぞみ

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