のぞみ

薬屋のひとりごとののぞみのネタバレレビュー・内容・結末

薬屋のひとりごと(2023年製作のアニメ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


とても観やすく、つづきも気になる。壬氏さまのことは特に。
今回は猫猫のことがよくわかって、後宮や花街の人間模様などもおもしろかった。
まだまだ明かされていないこと、だれかの企みなど気になることも多々あるので2期もたのしみ。

それにしても、悠木碧の声は何色あるのだろうというくらい演技がすごい。


4話
梨花妃への愛ゆえとはいえ、侍女たちの態度のわるさはみていてもつらく、よく猫猫は辛抱強く通ったものだなと。帝の頼みなのも大きいが、薬師として引き受け、真摯に責任を全うする姿はかっこよく、最終的には梨妃の心にも寄り添えたようですてきなお話でした。

5話
宴というのはどうしてこうも胸が躍るのでしょう。4人の妃はそれぞれ魅力があり、知りたくなる。自分の身を自分で守る術として、見すぼらしくなる化粧を施す。美しさが悪いものを引き寄せ、ひどい目に遭う世の中はおかしいけれど壬氏さまを責めるわけじゃない猫猫はすてきだった

8話
花街でも後宮でもいろんな想いが錯綜している。恨みはこわい。どこまで、だれまでが関わっていたのかその真相はわからず、禿の虚ろな瞳が花街で生きることのつらさを物語っているようだった。後宮に戻り、壬氏さまを撃沈させ、いつもの日常にもどる猫猫。離れってなんだろう。

9話
嫌がらせで殺されるなんて。後宮も花街も恨みややっかみ、いろんな想いがごちゃごちゃと渦巻いていて、人間ってこわいなと思わされる。するしないじゃなく、できるかできないか。立場がひとの生死を決める。猫猫と壬氏さまの身分の違いがつたわってきた。

21話
すきなひとのためにできることをする。働き、身請け金を貯める。鍛錬し、白鈴の好みの体躯になる。そんな努力は好ましく、彼が本気で白鈴を想っていたことが証明されていくまっすぐで前向きな恋に胸が熱くなる。壬氏さまは相変わらずの嫉妬深さで飼い猫を逃さないように必死ね。

23話
羅漢という男を知る。生まれつき、ひとの顔がわからないのに鳳仙だけ認識できるなんて運命のよう。勘がいいのに気づけない、愛していると深く自覚し、彼女の身になにが起きたかを瞬時に理解しても3年という歳月は残酷な現実を突きつけるだけというかなしさ。
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