都部

ひぐらしのなく頃にの都部のレビュー・感想・評価

ひぐらしのなく頃に(2006年製作のアニメ)
4.3
僕らの夏のカタストロフィ。
オヤシロ様なる神を崇め奉る風習が色濃く残る雛見沢村。都会から転校してきた前原圭一を中心に巻き起こる凄惨なる殺人の数々、神罰と称して看過される それらの事件の真相とは——。
鬼隠し編——思えばこの段階からミステリーとしての風味は薄かったように思う。例の謳い文句の印象が強すぎたのもあるんでしょうね。サイコスリラー色が強い内容で引きとしては十二分な出だしでした。
綿流し編——ヒロインの一人園崎魅音とその妹 園崎詩音に焦点を当てた話。怖...と恐れ戦く場面が多く、ホラーとして見た場合は、ここが山場のような気もする。目明しとワンセットですね(目明しとの表裏的な構造も含めてよくこの点を評価されてる印象が強い)。
祟殺し編——鉄平編。梨花の始末のされ方が何だかんだ印象深いですかね。鳥葬...。とはいえ、話としての好みはそれほどではなくあんまり。
罪滅し編——無印の内では一番好きな話ですね。物語の核心に迫る内容、非日常を看過した上で描かれる日常描写、学校での死闘と好みの要素が詰まっててな...。レナの『朝は私に〜』の一連の台詞がひぐらしで二番目に好きです。
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