たわらさん

花咲くいろはのたわらさんのレビュー・感想・評価

花咲くいろは(2011年製作のアニメ)
2.7
6話で断念。
育児放棄、暴言、セクハラ、モラハラ、パワハラ、暴力、男性の有害性といったカスのロイヤルストレートフラッシュを詰め込んだお仕事作品。これらの理不尽に対して回答を得れるなら良いが、現実離れした主人公のポジティブ思考でハラスメント自体が有耶無耶になる。極端ではあるが社会の不条理を描くだけなら、愛のムチだとか加害者たちを是にしようとするのが受け入れられない。

権力者によって自由意思を剥奪することはあってはならず、「有名な作家と聞いていたらセクハラを許した」などといった随所に考えられないような台詞が散見される。性の認識がない少女に局部を見せつけて悦に浸るような制作者の邪悪さが垣間見え、古い作品だからといって割り切れるものでない。

良し悪しは置いていて、岡田麿里脚本は癖の強い設定を取り入れて斬新性が高い作品にはなるので退屈はさせないのは評価するポイント。
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