おときち

推しが武道館いってくれたら死ぬのおときちのレビュー・感想・評価

3.9
『ダンベル何キロ持てる?』とその主題歌「お願いマッスル」に軽い衝撃を受け、「ファイルーズあい」で検索して辿り着いた作品。

これはもしかしたらタイトルで損をしている可能性あり。
私が娘と一緒に欅坂46(現:櫻坂46)や、けやき坂46(現:日向坂46)の握手会やライブに参加したことがある(下地ができてる)からかもしれないけど、これは面白い。アイドルに興味なくても楽しめると思う。

オタクっていいなぁってなる。
笑えるし、なんかちょっと泣ける。
周囲の目を気にせず、自分の好きなものに正直になれるのっていいなって思う。

岡山で活動している地下アイドル「ChamJam」。そのメンバーの一人(残念ながら一番人気のない)舞菜を推すことに全てを捧げるえりぴよを中心に、アイドルグループとファンの交流や日常などのお話。

えりぴよさんもくまささんも含め、出てくるオタクがみんないい感じ。雰囲気の良い現場、みたいな。
ChamJamのみんなもいいのよね。舞菜、確かに可愛いけどもうちょっと頑張って欲しいなぁ、とか、優佳やあーやもいいよね、なんて思ってると箱推しになる。

えりぴよさんはテンション高く、フルスロットルな人だけど、共感できちゃう部分もあり、魅力的なキャラ。
そして何よりファイルーズあいの演技がハマり過ぎ。声聞いてるだけで元気もらえる。エンディングの「♡桃色片想い♡」のカバーも良い。


その他声優陣も前野智昭や本渡楓など豪華だが、「ありがとうございましたー」だけで笑わせる中村悠一、すげえ。

面白かったのでコミックスも購入済み。アニメもシーズン2やって欲しいな。