スター・ウォーズ:アソーカの千里のネタバレレビュー・内容・結末

「スター・ウォーズ」シリーズ最新作にして、私がスター・ウォーズで一番好きなアソーカの実写ドラマが見れる日が来るなんて！！と配信前から心待ちにしていた一作。正直不満もあるにはあるが、プリクエル世代且つアニメ作品も観ていた身としては毎週最高に楽しませてもらったので満足。

「スター・ウォーズ／クローン・ウォーズ」の劇場版でアナキンの弟子として初登場し、「スター・ウォーズ／クローン・ウォーズ」シーズン1〜シーズン7まで、そして続編となる「スター・ウォーズ 反乱者たち」シーズン2とシーズン4にも主要キャラの一人としてとして登場。そしてそして、「マンダロリアン」シーズン2にて実写初登場し、「ボバ・フェット : The Book of Boba Fett」ではルークとの邂逅まで描かれ、「スター・ウォーズ : テイルズ・オブ・ジェダイ」では再び過去が掘り下げられたりなんかしつつ、遂に主役の実写ドラマ版となる本作！！

と長い旅路を共にして来た自分には最高に楽しい一作だったが、本作は完全に「スター・ウォーズ 反乱者たち」の続編としての立ち位置の作品なので、反乱者たちを観てないと正直着いていくのはきついとは思う。いや、ついてはいけるだろうけど、アニメから観ていた人との熱量の差は歴然となる作品だろうなとは。

アソーカとサビーヌの関係性が師弟になっていたことは驚きだったけど、アナキンとアソーカの関係性とアソーカとサビーヌの関係性を見比べるとまたくるものがあったり...新規映像のアナキンとの訓練シーン、反乱者たちに出てきた狭間世界の実写化、クローン大戦の実写化と、これでもかというくらいに見せてくれたところは嬉しかったな〜。

実写サビーヌやヘラは違和感なかったし、チョッパーはローグワン以来の登場、そしてエズラの登場に涙。スローンはちょっとアニメとは違和感あったかもだけど許容範囲。ダソミア関連の話や、実写での魔術の登場にもテンション上がる。ベイラン卿とシン・ハティという魅力的な敵キャラも素晴らしかった。ただベイラン卿を演じた俳優さんが亡くなってしまったらしいけど、ベイラン卿の今後どうするんだろう...。あとザ・ワンズの銅像も気になる...。

等々、気になるところがかなり残ったまま終わってしまったので、続編はマンダロリアンやボバ(も？)絡んでくるかもしれないという映画になるのかな。スローンの帰還に対して、エズラ、アソーカ、マンドー、ボバ、もしかしたらルークも？一本の映画で扱いきれるのかな...笑 何にせよ楽しみに待とうと思う。

気になったところはアクション。正直アソーカってアニメ作品群を観ている身としてはめっちゃくちゃ強いキャラというイメージがあったので、実写でももっと飛びながら素早くライトセーバーブンブン回して戦ってほしかったなと。アニメだからこそあれだけの動きが描けたんだろうけど、アニメのアクション観た後だとどうにも満足出来ず...そもそも本作では圧倒的に強いキャラという風に描かれなかったこと自体が残念だった。ベイラン卿と良い勝負しつつも勝ってほしかったなぁ...。負けた感じのままなの残念すぎる。頑張ってはいたけどアクション的には不満足。