Netflix制作、モーリスルブランの小説に登場するアルセーヌルパンから影響を受けたドラマシリーズ。
評判が良いし、10月にシーズン3が配信されるということで鑑賞してみましたが、思ってたよりも普通な作品でした。とりあえず主演のオマールシーは良かったです。格好良いし、スマートだし、ユーモアがあるし、マイノリティなのも興味深かったし、彼の魅力だけで作品全体が持ち上がっていました。今作はフランスの街並みも洒落ててそれはそれで良かったんだけど、撮影が微妙で、安っぽさをカバーするような撮り方が多かった気がします。でも何よりも今作の評価を下げたのはストーリーです、良くも悪くも普通だし、さすがにそれはないんじゃ...っていうようなトリックもかなりあって、個人的には残念でした。マイナス点ばっかりになってしまいますが、今作は編集も悪く、回想への入り方がスムーズじゃなかったです。主人公とヒロインに感情移入させたくて何度も回想を入れるのは分かるんだけど、話自体が浅いから、あざとく感じました。同じNetflixのドラマのホーティングオブヒルハウスのような上手い編集をしていれば、今作の評価も上がっていたと思います。
