このレビューはネタバレを含みます
女性が観るには辛いシーンがあるかも
という前情報は耳にした上で鑑賞
東野圭吾作品は幾つかドラマや映画で観てるので、ある程度の耐性はあるつもりだったが
1話目は自分が今、包丁持ってたら
この少年達を背後から刺してやりたい
そんな憎しみと苦しみでいっぱいになった
最終話はただただ悔しかった
石田ゆり子さんの言葉に
この物語のテーマでもあろう
“人殺しの格差”
それを痛感した
被害者感情に寄り添えば
やはり復讐を遂げてほしくもなる
復讐を応援する、なんて
少年の形をしてるだけの下等生物のために
あなたの手を汚さないで?
と言う気持ちもあるのだけれど
鬼気迫るシーンの数々を観ていると
応援したくもなる
そして長峰を撃った警官
彼にも何かしらの処罰があってほしかった
射撃するにしても
肩じゃなくて足を狙えば良かったやん、と
実際にあった女子高生コンクリート詰め殺人事件の少年達も、4人中3人が出所後に事件を起こしている
もう義務教育を終えてる人間に
少年法は要らないと私は思う
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作品としては
問題提起も明確で
見応えはある
ただ
誰に感情移入しても
辛さか苛立ちを覚えるどちらかで
最後はやり切れない思いにしかなれない
なので
原作を読んでみたいとは、なれなかった
ドラマ以上に描写がキツいだろうな
ということは想像できるから