このレビューはネタバレを含みます
なんかすごくモヤモヤする。
オリバーって疫病神かなんか?
この子に関わった人みんな死んじゃったじゃん。
ナンシーめちゃくちゃ可哀想なんだけど…。
フェイギンだって、子どもに盗みをやらせてる悪い大人だけど、子どもたちのことを一応面倒見てご飯とかも食べさせてやってるし、オリバーだってロンドンに一人逃げて来たときフェイギンに拾ってもらえて助かったはずなのに、それなのにオリバーのことで捕まって、けっきょく絞首刑って…そりゃないよなぁ。
フェイギンが捕まってしまったから、子どもたちだって居場所をなくしたわけだし…。
ビリーにしてみたって、乱暴者でとんでもなく悪人かもしれないけど、もしオリバーが現れなければ、ナンシーを殺すこともなかったんだよね。
あいつらは悪人集団だけど、底辺は底辺なりにそこそこ上手くやってたわけで、そこにオリバーが偶然入り込んできて、引っ掻き回されて…って、なんか本当にモヤるわぁ。
なのに救貧院のあくどいおっさんとおばはんは、ちょっとした金を手に入れてちゃっかり結婚してってなぁ…あいつらこそ死ねばいいのに。
これだけたくさんの人を死なせたりしたのに、当のオリバーは楽しそうにピアノなんか弾いちゃって、幸せそうにクリスマス祝っててさ、あーよかったよかったって思えないよ。
けっきょく底辺は金持ちの踏み台にされるってこと?
フェイギンのところにいた子どもたちだって、好きで泥棒やってたわけじゃないだろうし、ましてや好きで底辺に生まれてきたわけではないのになぁ。
たくさんの人が死んだり、子どもたちが行き場をなくしてしまったりしなければ、小公子とか、ああいった類いのよくあるお話だなぁですんだんだけど。
それにしてもトムハは本当かっこいいなぁ。
毎度、役の演じ分けはんぱないよな。
なんであんなに演技上手いんだろう。
今回も、ビリーめちゃくちゃ悪くて怖くて目がいっちゃってて最高だったわ。
トムハ見たさに観たドラマだから、なんかモヤモヤするけどまぁいいか。