りょう

息をひそめてのりょうのネタバレレビュー・内容・結末

息をひそめて(2021年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

Filmarks招待での試写会にて。

当選の連絡からどれだけこの日を待ち侘びたことか。夏帆に会える…!この一週間、これだけを頼りに、辛い毎日を乗り越えてきました笑
席が真ん中よりちょい後ろだったので、ギリギリご尊顔が見えるか見えないか、両目視力1.5を37歳までキープした自分を褒めたい、全てはこの時のために。この人生で一番夏帆に近づいたと思われる。

気持ちの悪い出だしになってしまった。

今回は全8話のうち、1〜4話と最終話を見せていただきました。配信が始まれば5〜7話のレビューも書き足していきたいと思います。

1話。初っ端から夏帆の左利き料理姿+あんかけレバニラを食すシーン。開始10分程度で柏市在住が二子玉川まで来た元が取れました。レバーがどうしても食べられない私もあの店なら毎日食べに来る。

コロナ禍の飲食店の方々のご苦労はほんとに頭が下がる。あの店なら給付金が売上を上回りそうであれ程悩む必要もなさそうとか思ったが。
自分の仕事が薄くても誰かのためになってる、誰かの拠り所になってるって思えたらいいね。

2話。石井杏奈が主演で学生寮の話。地方から出てきた大学生、ほんと苦労してるだろうな。二段ベットにいる涼音を抱きしめるシーンがよかった。月並みだけどハグって安心するよね。石井杏奈にわざと近づいて「ソーシャルディスタンス!」って避けられたい。

3話。安達祐実の破壊力。もうこれを井戸田はどう見るんだろうとかずっと思ってしまった…。かなり胸が張り裂けそうな思いに違いない。劇中、歳を聞かれて32歳と答えるが、32歳でも全然見える。村上虹郎の演技もなかなか良かったな。背中合わせで鍋の準備してるシーンと、窓から二人で雪を見ている時に安達祐実が頬にキスするシーンがよかった。

4話。これから大学に行くため家を離れる娘と父親の話。母親は亡くなってしまっている。悲しい思い出があるこの街で、Uber eatsの配達しながら些細な人との繋がりを川崎市多摩区のマップに付箋で記録していく。初めは慣れない仕事も、後半になるとお店の人と戯れ合う感じになってて微笑ましかった。自分も会社に行く朝に行くサンマルクにいるおばちゃん、何も言わなくても「ブレンド?」って聞いてくれて、こういうのなんかいいなって思う。Suicaで支払うのも言わなくても覚えててくれてる。蒔田彩珠は意識してみるの初めてだけど、笑った時の感じがとてもいい。「朝が来る」もいつか見てみたいな。

そして最終話。一番印象に残ったのは、夏帆の店で横並びでビール飲みながら、斎藤工がどうして合唱部の顧問をしているか聞かれて、「心があったかくなるから」と言ったのに対し、夏帆が「それ本音で言ってんの?」っていうシーン。あらかじめ用意したそれっぽい応対を、ただただ見透かされたい。斎藤工の演じる先生の「薄い膜が張られている」感覚ってちょっとわかるな。それを破って会話できる人と繋がりたい。

haruka nakamuraさんの音楽もとてもよかった!息をひそめてっていうタイトルにもとてもあっていて、多摩川を見ながらぼーっとしながら聴きたい。今更だから二子玉川で試写会ってことに気づいた。

ああ、いい一日だった。次の楽しみ、何にしよう。

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2021.04.25
5〜7話を鑑賞。

5,6話の夫婦の話。
こういうすれ違い方あるなーって目を覆いたくなるようなところあった。特にお昼ご飯作ろうとするシーン。よくあるああいうすれ違い方。夫の視点、妻の視点と話が分かれてるけどさほど分ける必要もなかったのでは?という感じだった。6話目の妻の視点のところで、あ、こんなこと考えてたんだ…みたいなところがあまりなかったかな…。でも最後のベランダで嫌いなところを言い合うシーンはなんかよかった。
でも全体的に妻の方がめっちゃマイペースでわがままだなという印象。

7話。合唱部の女の子の話。なんのために歌うの?コロナで歌えなくなって改めて問う。コロナ禍でそういう風に自分を見つめ直した人たくさんいるんだろうな。そうやって気づいて変われた人ってとても勇気ある。身近にもいた。頑張ってほしい。
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