りょうさんの映画レビュー・感想・評価

りょう

りょう

愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自分の結婚式のプランナーと浮気というかなりハイレベルな愚行ですが、さらに一花がその仕返しをするという展開が面白かった。しかも結果、体の相性の良さに戸惑うという。

多田が踏んだり蹴ったりで本当に可哀想
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.6

雨に降られたら 乾いてた街が
滲んできれいな光を放つ
心さえ乾いてなければ
どんな景色も宝石に変わる

自分で自分を殺してしまった真。美大に行くことを許さない父、不倫している母、憧れの先輩の裏切り、高
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

「カランコエの花」に続き、こちらの作品。カランコエの花にもこの作品にも出てくる「理解」したつもりの人間にならないためにはどうしたらいいのか、自分の考えを持ちたくて。

この映画を通して、もしかしたら自
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

黒板に大きく書かれたあの字を見た時、もし自分だったらどの位置に立っていただろうか。

はっきり言って自分はまだLGBTをちゃんと理解できている自信はない。なんの抵抗もなく、感情の揺れもなく受け入れる自
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.2

仕事で心の余裕なくて全然映画見れてません…ドラマいくつか追いかけるので精一杯な毎日。でも小野花梨さん祝日本アカデミー賞 新人俳優賞受賞ということで!
正直「罠の戦争」見るまで存じ上げなかったのですが、
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犬島犬子(2022年製作の映画)

3.2

有人離島、犬島に住む女性がその魅力を発信しようと奮闘する話。

今の時代、スマホがあれば世界に発信できちゃうのが改めてすごいな。知らない人と簡単にコメントでやり取りできちゃうし、テレビ電話できちゃう。
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.2

Filmarksの試写会にて。原作未読です。

ちひろさんの過去は多く語られないけど、母親なのに「同じ星から来た」人じゃなかったって感じる母親だったんだろうな。オカジも同じく。

ちひろさんのところに
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0

たまたまこの映画を見ようと思っていた時に、ぺこぱが出ているテレビ番組でバケットリストのことをやっていて、自分も書いてみたいなと思った。日々漫然と過ごすよりも、充実感が増すと思うんだけど、さて100個も>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

1961年のウエストサイド物語はバラエティのパロディなどでなんとなく世界観は知っていたけど、よくストーリーは知らなかった。なんとなくギャング同士の争いみたいな。

ロミジュリが元になっているってことで
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地下鉄のオーディション(2019年製作の映画)

3.8

たった5分のショートムービー。韓国のミュージカル映画って初めて観た。
何気ない、味気ない、毎日乗る地下鉄がオーディションの電話がかかってきたことによって舞台に変わる。
今いる環境が良いかどうかってやっ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

ナイブスアウト第二弾。思い出せば第一弾にはアナ・デ・アルマスが出てて、さらっと観れる佳作だったという記憶。

今回はミステリーの定番が詰まったシチュエーション。孤島+双子+複雑に見えて実は単純。そうい
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.1

新年1本目は映画館で!ということで仕事終わりで涙活でもしようかとこの映画。

何度か観た予告編でも泣かせに来ている感じだったので、その感じがあまりにも露骨だったら嫌だなぁと思って半分期待しないマインド
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

「代理ミュンヒハウゼン症候群」という精神疾患の話。自分の体の不調の原因が親によるものだったとしたら?

クロエが閉じ込められてしまったところから自力で外に出ようとするシーンや、映画館を抜け出して薬局に
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ザ・スーパーミッション(2021年製作の映画)

3.4

スーパーの品物の陳列が綺麗に整っていないと気が済まない店員は、このパーフェクトな状態を崩されるくらいなら客なんて来なきゃいいのに、と本末転倒なことを考えているが…、という話。

様々な国、様々な容姿の
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.6

池松壮亮×石橋静河の実力派が主人公の映画。二人とも好きな俳優さんですが、この作品は少し自分に合わなかったのかも。

「何か嫌な予感がする」

慎二は片目が見えず、学生時代は優秀だったようだが、今は工事
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じいのけ(2021年製作の映画)

3.7

22分くらいの短編。

悲しくても泣けない時って、どういうことなんだろう?その悲しさに向き合ってしまうと本当に悲しいから、気を逸らしてるからなんだろうか。

おじいちゃんからしたら気付かなかった孫のい
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

ウルトラマンは世代ではなく、強いて言えば見たことあるのは最近の作品、オーブ、ジード、ルーブあたりなので、初代ウルトラマンあたりは当然昔懐かし映像とかで見るくらい。

なので、思い入れは特に強くなく、シ
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

これは当時映画館で観なきゃいけなかった作品だし、何なら本物のライブをいつかは観たい作品だった…。
この作品の評判を聞いて「STOP MAKING SENSE」も予習してたのに、それが今頃になって観るこ
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余命10年(2022年製作の映画)

3.7

後輩のおすすめで原作読んだ上で鑑賞。原作を2時間に収めようとすると、このくらいの改編が必要だよね。

原作では和人のバックグラウンドがかなり違うのと、茉莉が死へ向き合っていくその細かな心理描写がリアル
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

前回見ようと思った時にコロナの副反応で熱出ちゃって、あーもう配信待ちかなーと思ってたら何とか観れた!

タイムループものは前回「ドロステの果てで僕ら」の時も思ったけど結構理解が追いつかなくて置いてけぼ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

Filmarksを始めてから、初めて5点満点を付けます。別に勿体ぶっていたわけでもないんだけど、どうなったら5点満点なんだろうとは考えていて、このSLAMDUNKを観て、こういうことか、と思った。>>続きを読む

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.7

「母性」と「月の満ち欠け」、どちらも廣木隆一監督、どちらを観るかすごい迷ってたけど仕事終わった場所と時間の関係で、こちらを鑑賞。

「妻、小学生になる。」を思い出した。月の満ち欠けのように、人の命も繰
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.8

1と比べると謎解き要素が多くてストーリーとしてはこちらの方が楽しめた。
次々と話がテンポ良く展開していくので、体感速度がかなり早かった気がする。

好きなシーンはやっぱりダンス教えてもらうところかな。
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.7

ストレンジャーシングスの観賞がシーズン3の途中で止まっちゃってることに後ろ髪を引かれながらこっちを見ました…。

ミリー・ボビー・ブラウンってこの頃がすごい素敵な気がする。この頃16歳くらいなのかな。
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

母の子に対する愛って、父親と比べてとんでもなく深いって常日頃思う。一生の中で身体的に女性の方が辛いこと、痛いことが多くて、対して男性は病気や怪我を除けば痛いことないし。だからその分深く愛し、その喜びを>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

新海作品はほぼ今まで観たことないです。君の名は、をうっすら観たような観たことないようなレベル。

正直展開の早さについていけないというか、ん?って思いながら観てたので、「新海映画はそういうことじゃない
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

真実を知らなくても良かったと思えるのは、全てを知ってから。

真実にも色々あるけど、特に当事者にとって良くない過去の真実なら、知らなくても良かったって思うこともあるだろうな。何にも知らない方が、という
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(2017年製作の映画)

3.8

中村ゆりのうなじの産毛を剃るという、とてもエロティックなシチュエーション。山田孝之と中村ゆりのぎこちない会話がものすごくうまい。

都会での仕事や不倫とで疲れ切ったともえが地元の田舎の元彼・高志の床屋
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願いのカクテル(2019年製作の映画)

4.0

フォローさせていただいているーRuuーさんのレビューからHOPPY HAPPY THEATERの存在を知り、観てみました!
やっぱり短編はフットワーク軽く観れていい!笑

たった17分でほろっとさせら
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

原作未読です。

永野芽郁ってほんとに娘にしたい女優No.1だな・・・。映画の公式サイトのコメントにも「お母さんが原作を読んでいて「実写化したら芽郁に演じて欲しい」と言われていた小説だったので、お母
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縛られた(2017年製作の映画)

3.2

たった12分の短編作品。

限られたお金や時間や人手の創意工夫で世の中がより良くなるような活動をしている人たちがたくさんいる一方で、私たちの知らない世界で用途不明のお金の流れがあることもニュースでよく
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.7

学生の頃の思い出とかってやっぱりキラキラしてるし、あの頃に戻りたいなって思う時もある。もういい歳になって、学生の頃はもっとまともなしっかりした大人になってるつもりだったけど、中身はほぼ変わらないし、そ>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.2

映画全体の雰囲気も相まって、すごい好きな作品だった。自分自身はここに出てくる華子のような上流階級でもなく、美紀のような苦労したわけでもなく、中の中〜下くらいのレンジで生きてきた者なので、この作品で見た>>続きを読む

ブロンド(2022年製作の映画)

3.5

この作品ってどこまでが史実で、どこからがフィクションなんだろう。マリリン・モンローってあのスカートふわりの印象しかなくて、こんなにセックスシンボルとしてだけ見られてたのか。ケネディの件とか本当なのかな>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

なんだか仕事でめちゃくちゃ疲れた1週間、映画で癒されたくて、しかも73分という疲れた身体に優しい長さのこの作品。そういえばセリーヌ・シアマ監督の「燃ゆる女の肖像」を見た時もめっちゃくちゃ疲れた日だった>>続きを読む

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.8

淡々と進む海沿いの田舎の暮らし。狭いコミュニティの中で男運の悪い女性たちの引くくらいの下ネタ…。

最後まで掴みどころのないこんな雰囲気で進んで終わるのかなと思いきや。最後の15分くらいでこんな大どん
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