素晴らしいですね。役者がなかなかいいところを持っていってますね。メインも脇もベテラン揃い。脚本もめちゃ良かった。
やはり松坂桃李は上手いですね。溢れ出るなよなよ感、だけど芯はしっかりあって、ダサカッコいいを極めていました。
井浦新はホントによかった。麻生久美子にホントに麻生久美子を体現していた。これは麻生久美子の持つ独特な魅力の力もあるけれど、それを体現する井浦新の演技力には脱帽です。比べちゃ悪いけど、前シーズンの天国と地獄とは大違い。薄っぺらい表現ですがレベチです。
三浦翔平も2番手色男の極みです。何度も振られ役をやっていて、三浦翔平自身も視聴者も飽きるかと思いきや、全く飽きを感じさせない、それどころか新鮮ささえ感じます。ステレオタイプ化したキャラクターではなくその役を演じているからなのでしょうか、彼の演技へのストイックさがみられました。
猫背椿、阿南敦子、MEGUMIといった脇もしっかり個性を出しつつ、作品に馴染んでいました。流石です。
ストーリーもバランスがちょうど良く、笑えて感動できます。観方によっては、BLとも捉えられ、男女のラブストーリーとも捉えられ、新感覚です。男とか女とか、ラブストーリーとかコメディとか、そういうくだらないカテゴリーを超えた人と人との話ですよね。
脚本、キャスティング、演技など全部含めて、シンプルに良作です。