トレンドを踏まえたいい深夜ドラマでした。
近年流行りの会話劇で、言葉選びもこだわりを感じました。蓮佛美沙子は安定感バッチリで、トリンドルもキンキン声が生かされててキレイすぎる顔も邪魔にならず素敵でした。鈴木仁は相変わらず好きです。何よりも、三河悠冴さん演じるしんたが現代の若者的な、感性豊かで、がっつかない雰囲気がこのドラマの肝になってました。
ストーリーの展開も、現代的で突発的な行動力で進んでいくので、現代の若者である私にも共感もありつつ刺激的でちょうどいい塩梅でした。
セリフもトレンドでしたね。自分と他人の価値観、プライドと義務感、フツー、他人の評価と自分の気持ち、トレンドで耳触りがよく、観ていて日々のストレスや重荷が軽くなります。ただ、新鮮さや発見は少なかったので、評価自体はそんなに高くありません。しかし、その手頃さが深夜ドラマの良さでもあると思います。
タイトルに相応しく、料理も美味しそうだったり、セリフやストーリーもトレンドで少なからず影響は受けているのも事実です。いい深夜ドラマでした。
ただ、エンディングは、無理しなくていいよって思ってしまうクオリティでした。それでも、みんなを微笑ましく観てしまうので、まぁ、それが製作者の意図ならば成功かもね。
