玉造

ナビレラ -それでも蝶は舞う-の玉造のレビュー・感想・評価

4.0
以前から気になっていたが、韓国ドラマは長いので、ようやく鑑賞。

秀逸の作品。バレエを取り入れる所が老人と若者の心の交流をさらに美しくさせてると思う。
70歳のドクチュルは幼き頃憧れたバレエを習い始める。そこにはバレエに打ち込めない問題を抱えながら、才能があり、未来を期待されてるチェロクがいた。
最初のチェロクの華麗な踊りがドクチュル同様、その美しさに心鷲掴み。
チェロク演じるソン·ガンもかなりバレエの練習を重ねたらしく、プロダンサーが演じてる部分もあるらしいが、それを感じさせない。もともと恵まれた身体にさらにしなやかさな筋肉がついて本物のダンサーみたいだ。

ドクチュル役のパク·イナンの演技も賞賛。真面目で妻や子供思い。何があっても家族を守ってきた、優しく意思の強い男性だ。待ち構える過酷な自分の将来に苦しみつつ、チェロクを励まし、支え、愛し、羽ばたかせていく。

ハラハラしながらも、ドクチュルのセリフや回想シーンにも涙。特にセリフには人生を長く生きてきた人間の重さが染みて胸熱。
ラストシーンの仕掛けが上手く、また見直したくなる!
玉造

玉造