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ユーフォリア/EUPHORIA トラブルはずっと続かないのtoriten45のレビュー・感想・評価

3.5
ゼンデイヤ主演の大ヒットドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』の番外編。本編のほうはドラッグ、セックス、SNS など、デジタルネイティブなZ世代が抱える社会問題に切り込んで痛烈な心の叫びをスタイリッシュに描いた群像劇ドラマです。

若い世代を中心に一世を風靡し、シーズン2の制作が決まったのにコロナ禍で制作が中断。この繋ぎとして作られたのがこの作品も含む2つのスペシャルエピソード。本編を観た人へのおまけみたい。

この2つの番外編の中で、本作の方はドラッグ依存症から抜けられない主役のルー(ゼンデイヤ)にフィーチャーしていて、もう一方はトランスジェンダー女子のジュールズ(ハンター・シェイファー)にフィーチャー。2作とも対話が中心で、それぞれの心の内を約60分間で掘り下げていく1話完結の構成になっています。

何かが解決するわけでなく、ルーという少女のキャラを深掘りすることで、「あなた1人ではない」って感じで、観る側の気持ちに寄り添ってくれるのがZ世代に響いたのかな。

ゼンデイヤのきめ細やかな表情の変化はずっと観てられますね。彼女の演技は本当に共感を誘います。将来、大女優になる風格をすでにまとっている気がするのです。

そして、待望のシーズン3。やるみたいですね。これも楽しみです。
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