相棒 Season 4の9の情報・感想・評価

被疑者死亡、時効となった殺人事件。嘗ての加害者家族が起こした殺人事件。自首した先にいた刑事は加害者だった兄を捕まえた男、そして妹を弁護するものは嘗ての検事。果たしてこんな事があり得るのか。不都合な真実を特命係が暴いた時…。冤罪と現在進行系の警察・弁護士の陰謀。警察の不都合を隠そうとする官房長。そして…大逆転の展開から更にもっと恐ろしい真実の可能性が…。この辺りが相棒の真骨頂。初期名作の一つですね。美人モデルの青山知可子さん出演回。

最後面白かった

最後のどんでん返しから、もう一つ先まで行く。 相棒シリーズ屈指の名作回。

法に関わる者でも過ちを起こして正当化してしまうのは、その人次第ではあるけど、隠し続けたことによって、怒らなかったであろう犯罪が起こってしまった。自分の行動ひとつひとつにどういう影響があるのか考えて行動したい。

相棒の中でも名エピソードとされる本作。冤罪をテーマに扱っていて当初私も犯人踏んだり蹴ったりだと思っていたのですが、ラストの右京さんの考察を聞いて背筋が凍る思いというか、恐ろしい復習劇では？同じテーマで2時間ドラマを制作して欲しい。

事件の裏に陰謀、それを裁判で暴露までは普通のドラマでもあり得るが、それが「それこそ真偽定かではなく、冤罪にさせた可能性も」という点に行き着くのが相棒らしい。