相棒 Season 6の1の情報・感想・評価

エピソード01
複眼の法廷
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滝和也

滝和也

裁判員裁判へと一石を投じた問題作であり、次々と起こる犯罪がその問題点を指摘していく驚異のシナリオが社会派ドラマとして鮮やか。裁判がつづく中、同時進行で解決していく特命係の活躍も痛快でミステリー・サスペンスとしても優秀。 警官射殺事件が発生。かつて警官が銃刀法違反で捕まえた男が捕まる。苛烈な取り調べ後、自白。裁判員裁判の試験導入に使われるが…。裁判員が殺され…。 三雲裁判長役の石橋凌が当たり役を得て好演。人を裁くには覚悟がいると言う台詞が余りにも重い。実際導入後、問題は出てきていないのだろうか。選ばれたことがないのでわからないが…。 また裁判員が冤罪を起こしてしまったら…と言う冤罪問題への三雲判事の言葉のアンサーとして、このシーズン最終話があることも秀逸。三雲判事がなぜ…なのかが理解できる様にもなっている。
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