相棒 Season 7の2の情報・感想・評価

こういうドラマって犯人にとても辛い過去があってその復讐だったりとか、犯人に共感できればできるほど辛いものだけど、今回の瀬戸内さんは今までに経験したことないくらい共感してしまってあまりにも辛い...瀬戸内さんのしたことはもちろん罪ではあるけれど、サルウィンの上の人達の方がよっぽど罪だよ、なのに裁かれないなんて...。自分の利益しか考えていない上の層、そのせいで苦しむ民衆、これがドラマだけの話じゃなくて放送から17年も経った今も尚実際に起こっていることだというのが1番やるせない。 しかも瀬戸内さんも兼高さん(兼高さんの方は明言はされていないけれど)サルウィンの人々を救いたい一心で行動していて、なにか違えば起こることのなかった殺人なのが1番辛い。映画を1本観た感覚。とても考えさせられた...。相棒ファンでない人にも観てほしい。

前回のつづき。 津川雅彦&相棒コンビでヘリに乗っての撮影…スケールがでかい。サルウィンのシーンはフィリピンでやったのかな？なんともいえん終わり方でした。

亀山薫の親友殺害事件の解明回。その裏に潜む巨大な問題…。その真実には真の悪はいない…。あるならばサルウィンの国家体か。真実を暴かざる得なかった右京の言葉に苦悩が浮かぶ…。亀山薫には人生を変える出会いを与えた衝撃の事件。名物キャラクターになっていた津川雅彦の名演、徹底した演技を見せた西岡徳馬とベテラン俳優が脇を固めた良作。またトリオザ捜一の活躍も良い。