エンジェル伊藤事件の容疑者として逮捕された
南川メイ(前田敦子)の元を儀藤(田中圭)が訪れるが、
儀藤にメイの事件を再捜査するつもりなど毛頭なく、メイは憤激する。
儀藤が気にしているのは東祖師谷児童誘拐事件。
拘留されていた小木曽光三が10年ぶりに釈放されていた。
儀藤が再捜査の相棒に選んだのは、既に警察官を退職していた
米村誠司(竹中直人)という元刑事であった。
米村は誘拐捜査の最中に、容疑者として浮上したこともある、
いわくつきの人物でもあった。
誘拐事件にはいくつかの不審な点があった。
誘拐された児童の父親・河田徹(野添義弘)が
犯人と裏取引して子供を取り戻していたこと。
事件が明るみに出たのは、子供を取り戻した後に、
警察署にかかってきた通報電話であったこと。
河田はカルトまがいの集団の指導者であったことなどであった。