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ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン2のmanicureのレビュー・感想・評価

3.4
シーズン1よりは登場人物の内面を描こうとしていて、昔のGOTの世界観を久しぶりに感じました。以前は派手さだけを意識していて、若干チープな演出になりがちでしたが、今回はかけるところと抑えるところのメリハリが効いていて、魅力的なシーズンだったと思います。

しかし、後半ではテンポがかなり落ちてしまい、エピソード4・7でほとんどの予算を使い切ってしまった感は出てしまっています。なぜテンポが落ちたかというと、ストーリーのこの段階では主演のレイニラ、アリセント、デイモン等にはまだ大きな役割がないからなんです。本当は、新キャラ等に集中して新しい展開の準備をし始める段階ですが、各エピソードに主演を何分以上入れないといけない契約条件があるからなのか、暇なキャラに無駄な時間をたくさん食われてしまいます。キャンプしたり…幻想を見たり…どうでもいい(笑)黒装派は同じ話の堂々巡りでしたが、翠装派の方が基本的にドロドロして面白かったです。新キャラはほとんど時間を与えられてないので、まだ愛着が湧いてなくて残念でした。デイモンは当分見たくない(笑)
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