色々と変なところはあるけど、何が何でも面白いコンテンツを提供するんだというスタジオドラゴンの執念とリソースにはやはり感心する。
そもそも演技力はじめベースのレベルが高いから、観客を笑わせるのも泣かせるのも自由自在。それを普通にやってもつまらないからデフォルメしたんだなって好意的に見ちゃう。
何かの記事で、本当は20話にしたかったのを16話に短縮しなくてはいけなかったと脚本家のコメントを読んだので、その皺寄せかもしれないが、最終話なんて突っ込みどころ満載。でも伝えたいことが分かるし熱いから、まぁいっか、ってなる。
ドラマ全体としては高評価ではないが、部分を見ると予想を超える流石ポイントはいくつもあった。特に第7話の児童養護施設でのキム・ミンジョンのアクシデント講演会。脇道的な短いシーンだが、ある意味、彼女側のドラマは全てが凝縮されてる。ああいう本質的なエピソードをサラッと見せられると、これ日本のドラマには到底出来ないと感じざるを得ない。ジニョンの自爆を止めた時のチソンの表情も、笑っちゃうほど素敵で良かった。