ゆうめし

チェスナットマンのゆうめしのネタバレレビュー・内容・結末

チェスナットマン(2021年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

Netflixで。

猟奇的連続殺人事件を調べる男女バディもの。

結論は超面白かった。

デンマーク映画の特捜部Qシリーズから北欧ノワールものが好きになりまして、
このドラマは私が求めていた『季節は冬、猟奇的殺人事件を捜査する刑事。緻密なストーリーで最後まで楽しめる、そして犯人はちゃんと見つかって事件解決する話』が全て網羅されてて最高だった。

児童福祉局の権力が強くて子供を奪われた母親が大臣を逆恨みして脅迫する設定とか福祉に力入れてる北欧(このドラマはデンマークが舞台)だから出来るんだ!とか、そういう細かい設定大好き。

その裏で事件の根本原因が子供の嘘と児童虐待だったり子供に対しての裏と表側を見せててほんと緻密なストーリー構成で素晴らしい(子供が虐待さてるシーンがないのも良し)

全6話でなのもみやすくてよい。
頑張れば一日で一気見できちゃう。私は3日間掛けてみましたが。

4話で大臣の友人でもある秘書?補佐官のフォーゲルが真犯人だと思ったら(制作陣のミスリードにまんまと引っかった笑)まさかの鑑識のゲイツってわかったときはマジで驚いた。し、騙されて嬉しかった笑

真犯人死亡、共犯の双子の妹も逮捕、失踪していたクリスティンは生きてた!大団円で終わったと思いきや・・・ラストシーン、保釈されたクリスティン誘拐犯の男が保釈された。冤罪だから当たり前だけど、ちょっと不穏な雰囲気で終わるのがね・・・んっもう!絶妙な後味の悪さ。最高!
デンマークミステリー最高!

主人公のトゥーリンとヘスも美男美女バディ、基本ビジネスライクな大人な関係で良かった。安易に恋愛関係にならないとこよい。(ラスト、トゥーリンの娘がヘスをファミリーツリーに入れてたけどあれはあれで良し!)

あと母親神話説は日本以外でもあるのか。
日本からみたら福祉が行き届いてそうな北欧でもそうなってるのだから、やっぱりこの世界にはユートピアなんてないんだ。
どこの国でもシングルマザー、シングルファザーは大変なんだろうなって思ったわ。
主人公のトゥーリンもシングルマザー役だったから途中で犯人に襲われるんじゃね?って心配になったよ。
ゆうめし

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