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ゴッドレス 神の消えた町 シーズン1のCOLORofCINEMAのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

●見どころが多い(多すぎる!)傑作!
●最初は映画としてスタートしていたものをじっくりと人物を掘り下げる形でリミテッドドラマの方がよいのでは?ということでこの形になったとか。それが功を奏して、ラストの銃撃戦にいたるまでのタメの部分が実に面白い。
●スクリーンで見たい!と思わせる地平線や空や馬が走る姿を捉えたショットの美しいこと、美しいこと。
4Kカメラによる透明度の高い空気感の出た撮影西部劇は史上初かも。
(風景を映しだしたドキュメンタリーなどではあったとは思うけれど、あくまでも「西部劇としての詩」であるという点が重要)
再編集2時間15分ぐらいで映画として巨大スクリーンにかけてほしいぐらい。
●主人公のひとりロイ・グッドをこれから人気が出てきそうなジャック・オコンネルや『ダウントン・アビー』のメアリー・クローリーを演じたミシェル・ドッカリー(本作のライフルの構え方がカッコイイ)、ヒュー・グラントの親戚→トーマス・サングスターなどイギリス俳優によるキャスティングが全て的をえている。
●ビックリしたのは無法者一味のボス(複雑な心根を持つ役を名演!!)をジェフ・ダニエルズ。
ウディ・アレン『カイロの紫のバラ』でスクリーンから飛び出してきたトム・バクスター/ギル・バクスター2役の人。
●IMDbでのエピソード毎の評価では群を抜いてラスト7話「再びラ・ベルへ"Homecoming"」は特に。
●ラスト。
去っていく主人公ロイ・グッド。
ネイティヴアメリカンのお祖母ちゃん(なんともとぼけているが見通している)の名前の由来について聞く。
「アイオビってどういう意味だ」
「ハト」
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