Benito

DCUのBenitoのレビュー・感想・評価

DCU(2022年製作のドラマ)
3.3
【 手錠を持ったダイバーの物語 】

・TBS日曜劇場枠
・2022.1月クール 全9話
・演出は 「陸王」や「下町ロケット」などを手掛けた田中健太。
・DCU(Deep Crime Unit) : 潜水特殊捜査隊という海上保安庁に新設された部隊という設定。ただし実在はしない組織。

しかし、日曜劇場枠は架空の組織作りが好きみたいで、DCUの他にMER(「TOKYO MER」)や、テント(「VIVANT」)や、日本未来推進会議(「日本沈没」)など何やらスケールの大きなもの多数…

そしてドラマは、この手錠を持ったダイバー集団の活躍を描く、アクションというよりはサスペンスタッチ。"水は嘘をつかない" という宣伝文句と共にケシェット・インターナショナルという総合メディア会社が関わっているようだけど、これはハリウッド資本というよりハリウッドとの太いパイプを持つだけの会社みたいで微妙だし、基本技術スタッフは日本チームだから、言い換えると「下町ロケット」キャストの阿部寛&吉川晃司による水モノサスペンスドラマの域を越えていない感じ。ただ、そういう流れがある意味安心感出してるのも事実。

気になったのは舞台が海だけでなくて、水族館やら温泉やら訓練プールにまで展開していき、スケールは比較的コンパクト。

ただし見どころ?は…
第3話、4話で謎多き外国人のマリア・シルバを演じたエレナ・アレジ・後藤(ゴクミの愛娘)の登場。
第6話の加藤雅也。阿部寛と同じメンズノンノモデル出身組が初共演!というところ。

一方で、配役には小林幸子・春風亭昇太・ジャストミート福澤アナ・鷲見玲奈アナまで担ぎ出され、、お祭り騒ぎの日曜劇場だから集中力というか緊張感が続かないところが難点。
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