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アンブレラ・アカデミー シーズン1のSegaworldのレビュー・感想・評価

2.5
家族が描かれているということで鑑賞。
「家族という病」を読んだばかりで、登場人物は家族という概念に縛られているなとより感じた。
血縁関係が無くとも家族という組織は人々を縛り、人々を複雑にすることもあると思う。

兄弟それぞれが個性を発揮していた。
全員に共通して「孤独」との戦いが描かれていて、裏テーマとして「孤独」を感じながら作品を鑑賞した。信じること、恋をすること、誰かに認めてもらうことで孤独との克服が成されていたがどれもうまく言ったとは言えない。理解をしようとする心が家族全員にかけて終始自己主張のぶつかり合いがあった。それが個性を発揮していたと感じる点でもあった。

映像自体は、音楽や断面からの撮影などお洒落であったが、突如始まるミュージカル風なものは一体なんだったのだろうと笑いが込み上げてきたときもあった。

また、時間の流れがあり未来が定められているという世界で、世界が滅亡すると知っていたら秩序は関係ないのか?世界が滅亡するのに些細なことで悩んだり、個人の幸せを目指していいのか?という問いが自分に投げかけられ、未来が分からないからこうして生きている自分たちの矛盾が面白かった。
終わりかた残念すぎる。。。
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