にら

仮面ライダーリバイスのにらのネタバレレビュー・内容・結末

仮面ライダーリバイス(2021年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

世界一お節介な主人公 五十嵐一輝
仮面ライダーリバイ

その彼の悪魔 バイス
仮面ライダーバイス

2人で1人の仮面ライダー
❮仮面ライダーリバイス❯

本当に本編にスピンオフ、映画などエピソードがこれまでの仮面ライダーシリーズの比ではない程に盛り沢山でとても濃い1年間でした👏
キャスト、スタッフの皆様、1年間本当にお疲れ様でした。リバイス大好きです!

『悪魔』
リバイスで描かれる悪魔とはどういうものなのか、初回から最期まで考えさせられました。
自分の悪魔と向き合う事で成長した五十嵐3兄妹。

一度カゲロウを消滅させた大二は真っ直ぐすぎる歯止めの効かない暴走状態に。
カゲロウがいてこそバランスが取れていた大二がフェニックスの先輩も希望も見失い、家族から離れ正義の為と自分に言い聞かせながら暴走する姿は本当に辛かったです。
朱美さんの死の真相についてはきちんと誤解解いたのかな一輝…。
Vシネ楽しみにしてるよ大二!!
消滅した筈のヒロミさんの悪魔もまた見ることになりそう…?な予告でしたので楽しみに待ちます。

そして癒しのラブコフとさくら。
自分は無敵と弱さを認められなかったさくらが弱さも受け入れて変身した仮面ライダージャンヌ。
さくらの『弱さ』だと思われたラブコフもただ守られる存在なのではなく、さくらの強さのひとつで…パワーアップした仮面ライダー インビンシブルジャンヌもカッコよかったです。
アギレラ様改め花ちゃんとの対決を乗り越えた2人も良かった!

そして、五十嵐家と悪魔の物語は両親から始まっていた。
仮面ライダーベイル
パパさんの正体については第1話から色々と不自然な点があって、只者ではなさそうな予感がありましたがここまでとは思っていませんでした。
ヒロミさんの手に渡ったデモンズドライバーに宿る謎の悪魔ベイルの登場からフェニックスの前身であるノアが行っていた過去の実験とパパさんママさんの過去、そしてジョージ・狩崎さんのダディである真澄さんの過去まで話が広がりもうスピンオフまで合わせて盛りだくさんでした。
デストリームがカッコよすぎました。
ベイルの声が聞けなくなったのは寂しかったですが…。イイ声の悪魔が多いリバイスです。

もう1人の自分、人それぞれ同じ人がいないように人の数だけ悪魔の姿あり。

『家族』
五十嵐家をはじめ色んな形の家族が描かれたリバイス。
私はやっぱり狩崎親子の関係が凄く印象に残りました。本当に理解するのは難しい親子関係かと思います。
特に真澄さんが息子であるジョージにした事は愛してたという言葉で片付けてはいけない仕打ちだったと思いますし。
自分の悪魔をうつしたという告白もタイミング悪すぎて真澄さん…。
でも、ジョージ本人が父親の事をやっと自分なりに受け入れる事が出来たようで48話の彼の叫びはいつもの彼とは違うとても真っ直ぐで素敵でした👏なによりもう、クウガボーイこと濱尾さんがやっとオリジナルライダーとして仮面ライダージュウガに変身された事がもう本当にここまで観てきたこちらも嬉しくなりました!!
カッコよすぎましたジュウガ…もっと活躍見たいので冬映画とTTFCさんに希望を託すぜっ…。
クウガリスペクトに溢れているのがGood!

『お節介と幸せ』
一輝はそのおせっかいな性格から他の人や家族の為に戦ってきましたが、そんな彼は変身する度に大切な家族との記憶を失い続け自身の幸せであった筈の家族の笑顔すら残酷なものになっていた49話。
残された最期の家族、バイスが一輝の幸せの為に一芝居を打ち彼の記憶を取り戻そうとしたのはバイスは一輝の『守る力』であった事を考えると本当に2人でひとつ、互いに助け合っているコンビで最終回本当に良かったです。

「俺は絶対にお前を思い出す。家族だから。」

「沸いてきたぜ!!」
にら

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