YUN

復讐の花束をあなたにのYUNのレビュー・感想・評価

復讐の花束をあなたに(2020年製作のドラマ)
4.2
この作品は、悪役女のレベル感が郡を抜いている。顔芸も秀逸です。脅迫、偽装、教唆、詐称、窃盗、誘拐、殺人、などなど。
考慮してはあげたい理由や、悪事を働いた後の反省が多少見られたりするものだけど、ユラにはそれが一切なくむしろ清々しい。特に50話、怒り猛り狂いが2回あり、『ペントハウス』ソジンに匹敵するギョッがありましたのでぜひ観てほしいです。
“私はハン・ユラですよ”

テプン母は、『チャングム』のハン尚宮、、さすがの演技力。

ユジョンを好きになってからのソンジュンが結構好きで、ソンジュン役イ・シガンさん、傷ついた影を感じるようなうるんだ瞳が印象的です。泣き顔も良い。サッカー選手→日本でアイドル活動→俳優の道だそうで、勝手に親近感。

ミノ役ソウジンくんは相変わらず可愛いすぎる!なのに71話、まさかの....
『紳士とお嬢さん』で知りましたが、なんと2歳でデビューしてからもうドラマ22本出演してるみたい。追いかけなきゃ〜

主人公テプン、知的障がい者としての前半20話と、復讐に燃える検事ミニョクへの変貌、見どころありました!

35分×105話、長いですが1話の中でどんどん話しが進むのと、倍速視聴してあっという間に完走。
70話あたりからは混迷を極めて、もうどうしたらよいのか......。
部屋の壁薄過ぎる問題。度重ねてDNA鑑定、事件事故。ユジョンによる復讐パートは攻撃が中々上手くいかずハラハラ。ク秘書の献身ぶり。嘘と真実と詰めの甘さ。あるあるてんこ盛り。
このドラマの撮影現場を見てみたい。演者の皆様お疲れ様でした。

結論としては、このドラマで1番哀れなのはソンジュン。2人の悪女に振り回され裏切られ、幼稚さで自らも大切な人を傷つけ、よく泣く、でも構わずにはいられない人。家族も友も愛も失って、全て持っていたけど全て失い、テプンのように取り返すこともできなかった、翻弄された人生。最後の選択は自らの意志だったから良かったのだと思いたい。
ラスト3話の凝縮。


原題『秘密の男』
がっつりのマクチャンドラマ観たいけど、似たようなの多くてどれに手をつけるか悩む、、という方におすすめの1本です!
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