町の人たち(特に海鮮屋の家族)にとても惹かれたのは自分の家族に似てたからかもしれない。
情に厚くて、お互いの貶し文句と冗談はたくさん言えるくせに、湿っぽい空気は駄目だから本心はなかなか打ち明けられなくて。
だけどそれぞれ抱えてるものがあって。
長い間ずっと何重にも鍵をかけてた想いが思わず叫びのように溢れ出た瞬間。その叫びを、ずっと聴いて欲しかった人がちゃんと真正面から受け止めて「ああ、そんなことをずっと1人で抱えていたんだね」と大事に抱きしめてくれた瞬間。
そんな告白と受容の場面がこのドラマにはたくさんあって、胸が熱くなって、温かくなって、の繰り返しだった。
人間は完璧じゃない。できないことがあってあたりまえ。失敗もする。間違えることもある。そんなこと、全然大したことじゃない。食べて、寝て、生きてくことが大事。人生はそれでじゅうぶん。
いつも地元に帰ると思い出すようなことをこのドラマを見ながら何回も思った。
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恋愛ドラマとしてはまあまあだったかなあ。「いや、この2人付き合っても価値観合わないのでは…?」とか冷めたこと思ってしまいましたすみません。
(オーマイビーナスの時もだったけど、付き合ってからかわいこぶるシンミナさんがちょっと恥ずかしくて見てられなくなる…あなたはナチュラルビューティーでいて…)