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エイリアニスト NY殺人ファイル シーズン1のめるのレビュー・感想・評価

3.7
19世紀後半ニューヨーク────

貧困層の少年たちを狙う連続殺人事件が多発。セオドア・ルーズベルト警察本部長の命を受け、精神科医のラズロー・クライズラーが立ち上がる!


グロいと聞いていたので観るか観ないか迷っていたのですが、フォロワーさんの一声で視聴しました。
たまに目を背けたくなるシーンはありましたが、思ったほどグロい描写はなかったので普通に観られました。

エイリアニストとは精神科医のことなのですが、この時代はまだ精神病の理解が進んでいなかったようです。

一人の犯人を見つけるまでまるごと10話を費やしているのですが、構成が弱いのか全体的に助長だった気がします。
でも、捜査の過程でハラハラドキドキする出来事がたくさん起こるので、見逃せない展開の連続でした。

ラズローは犯人を捕まえることよりも犯人が殺人を起こす理由を知りたい一心で動くヤバいやつ。
クリス・エヴァンズが演じるお人好しなジョンがいいキャラしてるんだよね~。実写版『美女と野獣』でガストンを演じているときもなぜか好きになっちゃうオーラが滲み出ていて好きだった。

ラズローとジョンはシャーロックとジョンの関係に似ているような似ていないようなかんじ。
でも、ジョンは狙われすぎ(笑)ジョンという名前の人は狙われやすいジンクスでもあるのか?しかも、SHERLOCKのジョンはシャーロックが助けてくれるからいいけど、こちらのジョンはラズローに助けてもらえない(笑)

私の一番好きなキャラクターはダコタ・ファニング演じる屈強の精神の持ち主サラちゃん。殺人現場にズシズシ乗り込んでいくし、男の人と会話するときも圧倒してしまう強さが出てる。本当に強くて女性の憧れ。

ハンサムなボーイズたちも揃ってました!
不覚にもスティービーの女装が可愛いと思ってしまった。捜査に協力してもらっているうちに仲良しになったジョンとジョセフが微笑ましい。

ただ、もっともっとキャラクターに愛着を持てるストーリーだと良かったかな。

でも、19世紀後半のニューヨークの街並み、衣装、家具、小道具、とても美しくて見飽きないです。
特にダコタ・ファニングの衣装がどれも素敵!ダコタちゃんのドレス姿なんて、ジョンじゃなくてもときめく…!


ちゃんと完結していますが、少しモヤモヤっとする終わり方だったのでシーズン2が楽しみです。
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