もともとエッセイ読んでたので、ここであのエピソードが〜！！という喜びがあった。阿佐ヶ谷姉妹がだんだん人気になっていくところは描かれつつも、メインに据えられているのはふたりの「暮らし」そのものだ。ユニークで優しいご近所さんたちとの交流、神社のねこちゃん、行きつけの中華料理屋のニラ玉、ちょっと薄いほうじ茶、窓辺で育てている豆苗……。日常のささいな幸せを丁寧にすくいあげる視点が良すぎる。エッセイで描かれる世界を映像で見られるだけで嬉しい。（カレーエピソードもっと見たかったとかはあったけど）
阿佐ヶ谷姉妹大好きなんだけど、やっぱり最後ミホさんが語る夢の内容にふたりの良さが凝縮されてると思う。好きな人たちと好きな場所で、支え合いながらのほほんと暮らしていきたい、なんて素敵な願いなんだろうか……。私もそうありたい……。
