話題になっているので鑑賞。最初は「えー？ 今更デスゲーム物？ 散々見てきたしもういいよ」と思ったが、最近勢いづいてる韓国産のドラマなら面白いに違いないと高をくくって視聴し出した。結果、予想通り面白かった。
本作は世界中で大ブームになっているらしいが、それだけ経済格差に対する「恨」の念が世界中を覆い尽くしているという事なのだろうか。しかし、歴史を見てみれば、いつの時代にも虐げる側の人間と、虐げられる側の人間がいる。だから人間が地球上に存在している以上、格差が出来るのも正直しょうがないんじゃないの…みたいに私は思ってしまうのだが、そういう考えって日本人的なのだろうか？
さて、本作は日本のエンタメ作品（カイジ・バトルロワイヤル等）に影響を受けているらしく、一部では盗作なのではないかという意見もあるらしいが、個人的にはそこまで気にならなかったな。世界観やキャラクター設定は韓国ならではのものだと思うし、衣装や舞台も非常に独創的で、他に例のないものだった。ただ、一個気になったのが、肝心のゲーム部分があまりにも運頼み過ぎるのではないだろうか。この手の作品の醍醐味って、極限状態での心理戦だと思うのだが。そこがちょっと気になったので、星一つ減点。でも傑作なのは疑いようも無いと思う。現代をよく表している作品だと思った。
