このレビューはネタバレを含みます
韓国のアクションって痛そうな描写がすごく上手い。
その割に、まだ生きてる！？ってビックリするけど。
ピルトとのラブシーンは脚本には無かったのを監督が急遽入れたそうで、個人的には要らなかったと思う。
相棒であったり亡くなった妹への思いを重ねてる部分もあり色んなハッキリしない感情が混ざり合ってるのがいいのに、ラブシーンが入ることで男女の情に集約されてしまった。
ヴィンチェンツォでも思ったけど、私は男女のお互いに信頼するパートナー関係が好きみたいだ。そこに恋愛感情はあってもなくてもいいけど、イチャコラし始めるとガッカリしてしまう。
「名もなき野良犬の輪舞」を思い出すという感想をよくみたけれど、確かに設定はよく似てる。けど、主役２人の関係にあそこまでの切なさを感じなかったのは父親の存在が大きすぎたからかな。
チェ・ムジンもジウ個人に惹かれてるのではなく、ユン・ドンフンに裏切られた分ジウに執着しているように思えた。２人の間にはずっとドンフンの存在があった。
あと２人の共闘シーンとかも観たかったな。あれば印象が違ってきたと思うんだけど。
登場人物の中では組織のNo.２の人が一番好きだった。ずっとブレずにボスに忠誠を誓ってる姿が良かった。
