ShinMakita

ガンニバルのShinMakitaのネタバレレビュー・内容・結末

ガンニバル(2022年製作のドラマ)
2.7

このレビューはネタバレを含みます


岡山県、供花村…

ここに、若き駐在警官・阿川大吾が妻・有希と娘・ましろを伴って赴任してきた。親切な村人たちに囲まれて再スタートを切った大吾だったが、森で老婆の死体が見つかり不気味な初日を迎えてしまう。亡くなったのは、村の実権を握る「後藤家」の銀バアさん。熊に食い散らかされた遺体を見た大吾は、その腕に人間のはがたを見つけ不審に思う。翌日、後藤家の若衆・恵介らと共に山狩りに出かけ、熊を仕留めたもののどうも釈然としない大吾。そんなとき、大吾の前任者だった狩野巡査の娘・すみれが現れる。狩野はギャンブルで借金を作り依願退職して失踪していたのだが、すみれが言うには、父は後藤家とトラブルを起こし行方不明だというのだ。大吾はことの真偽を確かめるべく後藤家を調べ始めるが…

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狩野巡査が連絡を取っていたのは、村から逃げ出し成長した若者だった。彼の顔面は何者かに食いちぎられており、来る奉納祭でまた犠牲者が出ると予告する。村にはヒトを喰う因習があるというのだ。そして来乃神神社の宗近から村を去るよう忠告された大吾だが…

一方、有希は、村人を束ねるさぶの娘・加奈子が「子供を銀に取られて死産にさせられた」と話したことが気にかかり、大吾に報告する。大吾はその証言を元に、後藤家に再び挑んでいく…






「ガンニバル」


前半は、今では映画監督だったと皆が忘れて名脇役になった利重剛が署長役で登場していい感じ(最終話にもちょろっと出ます)。綾野剛と見た目が似てる笠松将もなかなか。しかし何と言っても柳楽優弥!警官とは信じ難いヤンキーな口調と暴力性にゾクゾクします。

後半は柳楽優弥の暴走が加速、さぶたちに「殺すぞ」と凄むとこなんて最高でしたね。ちなみに監察医から話が出るクールー病はクロイツフェルドヤコブ病と似ていて、いわゆるプリオン病の一つ。これを題材にした「肉」という映画もあるので興味がある方はぜひ。ヤコブ病は医師国試にも出るから、医学生は必修^_^
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