うーとたー

妻、小学生になる。のうーとたーのネタバレレビュー・内容・結末

妻、小学生になる。(2022年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

原作がすごく感動したので、あえて実写化されたドラマを観ようと思わなかったのですが、観て良かったです。
個人的には、心地よい余韻がかなり残った作品でした。

私自身、パートナーを亡くし、長い間、圭介状態だったので、そういう目線で観たからかも知れませんが…。
最終回の是非はあるみたいですが、私は必要な回だったかなと思います。
10話あると知っていたので、9話で「あれ?」って思ったけど、貴恵にもう一歩入りきれてない感じで、また、「圭介、立ち直っただけじゃん!」って、何か物足りなさがあったのですが、10話があってすごく穏やかな気持ちで終われました。圭介がすごくかっこよく見えました!
あと、好美さんの存在が大きいかな〜。再婚しなくても、きっと圭介にとって大きな存在になっていくんだろうな〜って予感させてくれました。

キャスティングも好きな俳優さんばかり。個人的にはぴったりのイメージでした。特に好美さんが良かったかな〜。まりこのお母さんも。この二人に誰を持ってくるかは大きかったと思います。
実際の生活の音(時計の音など)やバックに流す音などうまく入れていて、脚本?監督?もなかなかやるな〜って思いました。
設定も、原作見た人も新鮮な気持ちで観れるように変えていて(圭介と好美さんの上下関係とか)、すごくよかったです。
こういう現実にあり得ないストーリーをドラマ化すると興醒めしがちなシーンがあって、そこで引いてしまうことが多いのですが、私にとっては、それを全く感じさせない素敵な作品でした。
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