クドカンと大石さんのタッグで面白くないわけがない。
と思ってみたら、ちゃんと面白かった。満足。
新しさは微塵も無いけども、だからこそ今再びの昭和歌謡みたいに気持ちよく茶の間で煎餅かじりながら観られる。吉本新喜劇的な。
音楽がとても良き。ネトフリの構造上、エンドロールが見切れないので、後で調べよう。
キャスティングが最高。
あて書きなのか？くらい他が想像できないハマりっぷり。
松坂桃李、この人、振れ幅すごい上に丁寧だなー、と。
漫画チックになり過ぎないギリギリキワキワを一ミリも踏み外さなかった。凄い。
あと、仲里依紗ちゃんが全部可愛い。
タイトルは、離婚しようよ、じゃなくて、選挙しようよ、なのか？くらい、選挙とか地方地盤の議員の色々が描かれてて地味に社会勉強にもなる。
松山空港のこととか知らなかったし。
夫婦ってなんだろ、結婚ってなんだろ、親子ってなんだろ、戦友ってなんだろ、選挙ってなんだろ、とかを、ライトにポップにおもいめぐらせられるし、全部に小さじ一杯ずつくらいのアルーワカルー共感を積んでいける感じ。
あえて難癖つけるなら、もうちょい絞れたかなと。
削ってもいいかなー、というところがちょくちょくあった。
ラスト一話もちょっとダレた。
素人的にはトータル絞って全8話くらいにできたんちゃうかと思ってしまった、
錦戸くんと高島礼子さんが似た要素だった。
おらんて、そんな、何からも自由で気の向くままあるがままのフラット幸せ名言オトナってなった。
なんにせよ、安心して見られて風刺もあって共感もできて笑えて、やることのない夏休みにちょうど良い塩梅でした。
