このレビューはネタバレを含みます
名作「スパイダーバース」のフィル・ロード、クリストファー・ミラーのコンビの作品ということで見始めたけど、
1話30分のフォーマットかつ力の抜けた空気感で今の私にはちょうどいい塩梅の作品だった。
ミュージカル、ホラー、アニメといったように、テイストを変えてくるのも面白い演出で、そのキャラに合った風にしてくるので、スッと入っていけたのもポイント高い。
色んなことやりたかったのかな。
各自の視点で1話ずつやっていく構成なのだけど、主観が変わると人の印象もガラッと変わっていて、もはやキャラが全然違うじゃんというところもあったりするのがめちゃくちゃ面白い。
最後の犯人を明かすところは、各キャラの話を総合して、ちゃんと嘘をついてる部分を映像で見ていればわかるという仕様になっているのが良かったな。
みんなキャラ立ちしてるのだけど、とりわけティファニー・ハディッシュ演じる雑談系捜査官の主人公が、飄々としてる切れ者って感じで好き。
あと、しれっとカメオ出演してるスターもいたりするのが飛び道具すぎて笑った。