配信サービス | 配信状況 | 無料期間と料金 | |
---|---|---|---|
![]() | 見放題 | なし 1,026円(税込) | 今すぐ観る
|
Huluで、『あなたに聴かせたい歌があるんだ』は見放題配信中です。
Huluに登録すると、100,000作品以上の見放題作品を鑑賞できます。
配信状況 | 無料期間と料金 | |
---|---|---|
見放題 | なし 1,026円(税込) | 今すぐ観る
|
Huluトップページの「今すぐ無料でお試し」ボタンを押します。
メールアドレスを入力し「確認コードを送信する」ボタンを押します。
メール宛に送信された確認コードを入力し、「お客様情報入力へ進む」ボタンを押します。
「名前」「性別」「生年月日」「パスワード」「お支払い方法」を入力し、「利用規約、プライバシーポリシー、個人関連情報及び共同利用の取り扱い」をチェックし「2週間の無料トライアルを開始」ボタンを押します。これでHuluの登録が完了です。
Huluにログインした状態でページ右上のアカウントアイコンからメニューを開きます。
メニューから「アカウント」を選択します。
画面をスクロールし「解約する」ボタンを押します。
再び画面をスクロールし「解約ステップを進める」ボタンを押します
アンケートを入力し「解約する」ボタンを押します。これでHuluの解約が完了です。
⾼校2年⽣だった僕らは教室で、エロ本に⾚い下着姿で写る27歳の⼥教師をクラス全員で⾒殺しにした。 あれから10年が経ち、僕らはあの時の先⽣と同じ27歳になった。あの時先⽣が流した歌は、今の僕らに何を語りかけるのだろう──。 あの時、17歳だった僕らは27歳の⼤⼈を冷めた⽬で⾒ていた。17歳は、どんな夢も叶うと信じていた無敵で最強の時期だったけれど、時間は誰にでも平等に流れている。僕らはあの時の⼤⼈と同じ27歳になった。役者になる夢を諦めきれずにもがく荻野智史(成⽥凌)、アイドルになりたかった前⽥ゆか(伊藤沙莉)、⼩説家志望の⽚桐晃(藤原季節)、武道館ライブを⽬指す中澤悠⽃(上杉柊平)、⼈気アイドルのものまねに活路をみつけた島⽥まさみ(前⽥敦⼦)、そして17歳だった彼らの⼼に27歳という年齢を刻んだ元英語教師の望⽉かおり(⽥中麗奈)。27歳だった先⽣と27歳になった⽣徒たちの運命が10年の歳⽉を経て再び交わろうとしていた。
クリスマスが終わった年末のある夜、社会人二年目・27才の荻野智史(成田凌)は、上司に連れられてスナックに居た。酔っぱらった上司に酒を注ぎ、愛想笑いでその場を乗り切ろうするが、カラオケで流れてきたキリンジの曲「エイリアンズ」が、高校2年の夏の記憶を呼び起こす。その年、27才の若い臨時の英語教師がやって来たが、4ヶ月あまりでいなくなった。彼女であろう赤い下着姿のグラビア写真を、面白半分で教室に晒し、誰も助けようとはしなった。その時、先生が流した曲が「エイリアンズ」だった……。
前田ゆか(伊藤沙莉)、28才。アイドルを夢みて上京するが、現実は甘くはなかった。オーディションは書類選考で落ち続け、面接までたどり着いても上手く笑うことすらできない……。そんなとき、偶然にも同級生・荻野(成田凌)とバイト先が同じになり、なし崩し的に同棲生活を続けていた。役者になる夢を追いかけている彼が好きだった。けれど、あるひと言が原因でアパートを飛び出し、気づくと故郷の駅に立っていた。その駅に降りたのは10年ちょっとぶり。小学校から高校まで一緒だった幼なじみのみきを訪ねると、結婚して2児の母になっていた。
片桐晃(藤原季節)、24才。小説家になりたいのに賞に応募することもなく過ごしていた3年前のある日、図書館でひとりの女性と出会った。サンドイッチを片手に小説を読む姿に一目惚れだった。何となく生きている日々を何とかしたくて、初めて自分の気持ちを言葉にした──「俺、いつか芥川賞取るんで、付き合ってくれませんか?」。
中澤悠斗(上杉柊平)にとって、27才は特別な年齢だった。高校2年のとき、臨時で来ていた英語教師の言葉と、その時流れていたエイリアンズがガツンと心に響いて、同級生3人で始めたバンドで武道館2Daysを目指すことを決めた。高校卒業後の10年間、27才まで真剣にバンドをやろう、明るい未来を信じて真っ直ぐ走り出したはず──だったが‥‥。
望月かおり(田中麗奈)は、勤め先のビルの屋上から飛び降りようとしていた。以前は英語教師として働いていたが、27才の時、赤い下着姿のグラビア写真を生徒に晒されてしまい、街を離れ、今は東京で派遣として受け付けの仕事に就いていた。契約が切れる直前に、同じ会社に務める恋人は、若い受付の女に乗り換えた。この世界から消えてしまおう……そう思って夜の屋上へやって来て、飛び降りようとしたその時、「あれ、なんて星座でしたっけ?」と背後から声が聞こえる。その男は、売れっ子の小説家だった……。
島田まさみ(前田敦子)の27才の誕生日は信じられないニュースから始まった。その日は、人気アイドルの八木今日子の復帰ライブの予定だったが、彼女は事故で還らぬ人になってしまった。八木今日子のモノマネ歌手として活動してきた島田にとって、八木今日子は生きる意味であり、生活のすべてだった。そんな彼女がこの世から去ってしまった……。高校の女性教師に大人への恨みをぶつけてしまったこと、卒業後にバイト先の店長と不倫して駆け落ちしたこと、過去を振り返りながら、自分の存在意義を信じてある場所へ向かった……。
27才でバンドを辞めた中澤悠斗(上杉柊平)は父親のラーメン店を継ぎ、子供も生まれ、新しい人生を歩んでいた。父親の味を守ってやってきたが、店の向かいに真新しいラーメン屋ができ、客足は如実に減った。このままでいいのか……そんなある日、「サイダーあります?」と言って、ギャル風の女の子がやって来た。サラリーマンが食べていたチャーシュー麺を見て、彼女も同じものを注文する。27才の誕生日だからチャーシューをおまけしてほしいと言い、「安心する味」だと美味しそうに麺をすする音が店内に響いていた。
小説家になる夢を27才で諦め小さな出版社で働く片桐(藤原季節)は、そこで出会った女性と今日結婚式を挙げる。参列者には、荻野智史(成田凌)、前田ゆか(伊藤沙莉)、中澤悠斗(上杉柊平)、島田まさみ(前田敦子)、あの日教室にいた同級生たちの姿もある。みんな27才を経験して31才になっていた。夢を諦めた者、まだ追いかけている者、それぞれが自分の人生と向きあっていた。そんな彼らの前に、思いがけない人が現れる。
©HJ ホールディングス