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二十五、二十一のseonaのネタバレレビュー・内容・結末

二十五、二十一(2022年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

 リアタイ視聴したので他の方よりも一足早く視聴完了。仕事に対する熱意が欠けてるスタッフがネタバレしたり色々問題があったけど はじまりからエンディングまで満足できた作品だった。結末にモヤモヤする方が多いけど 製作陣に非はなく単に視聴者が伏線を張り巡らせて勝手に話を作り上げちゃったところに非があると思う。製作陣は一貫して「永遠だと思っていた青春 / 永遠ではないからこそ美しい青春」について描いていた気がする。まぁそれでも製作側も伏線をたくさん張り巡らせていたのに未回収の部分もあったので -0.8にした。
 このドラマはペクドの恋愛ではなく, ナヒドの人生譚であることを理解した上で視聴しないといけない。昔から韓ドラを観ているからか、(ネタバレを読む前から)ペクドは99.9%別れるんだろうなって思いつつ観ていたので感情移入して泣くことはなかったし予定調和だった。ペクドの恋愛を期待していた方にとっては腑に落ちないドラマだったかもしれない。(特に若い視聴者)
 個人的に「もっとこうして欲しかった!」という点はあるけど、ヒドとユリムの関係性とスンワンが本当に良かった。ヒドユリムが和解したシーン、ユリムが帰化する時のバッシングされた時にヒドが守るシーン、マドリードでのシーン大好きなシーンが沢山あるけど、「コユリムのライバルになりたい」と思っていたヒドが、最終回では「コユリムのライバルになれてよかった」って言ってて感動した。物語の主軸にあるのはペクドではなくてヒドユリムなんだと思わせる内容だった。チスンワンのような人の心を読むことが得意だからこその暴力教師に対する抗議、本当にカッコよかった。

余談
最後の最後に バロが出てきたのさすがです

(以下 辛口コメント)
(この作品が好きな方は読まない方がいいかも)

気になった点・謎だった点は

・6-7話あたりであったイジンの10年前の出来事(イジン父が言っていたセリフ ※日本語字幕では訳されていない)が描かれてない。
・中学生のイジン弟の名義で いわゆる “ペーパーカンパニー”を作って脱税(節税)していたイジン父に関する描写が少ない。
・イジンの人生の転機であるイジンの家族に関する描写があっさりしていた
・現在でもイジンに未練タラタラなくせになぜ今の夫と結婚した?
・ミンチェ父は誰?
・過去と現在のヒドの乖離
・ミンチェ出産と結婚発表の間の空白期間
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