このレビューはネタバレを含みます
⭐️南北統一による経済発展が研究テーマの大学教授が起こした
造幣局に立てこもって印刷する話
アクションドラマと思いきや、政治的社会的な意義に昇華
警察も強盗も人質も南北チーム
⭐️せっかく南北会談しても、それが富裕層の私腹を肥やすだけになってる怒りが根幹
南北の分断のせいで悲劇が生まれてるのではない 富と貧乏がゆえに、富の再分配がうまく行ってないがゆえに
⭐️統一した後の混乱がいろいろ想定されてる
(チェ大佐のスパイとして頑張ってきたのにただの警備員になる落胆とか ベルリンが収容所で学んだ統率方法をいかすとか)
⭐️刷るのが泥棒なら、とめるべきでは?
ペーパーハウスは民衆のもの
⭐️子どもを元に団結するのがいいよね
⭐️お札ばら撒くシーン圧巻
『ペーパー・ハウス・コリア』ユ・ジテの真の目的は? “本当の泥棒”と対峙する強盗団 @realsound_mさんから https://realsound.jp/movie/2022/12/post-1211220.html 前半の展開を観て、教授が企てた今回の作戦は、お金のためではないことに多くの人が気付いているだろう。「南北統一」を進めていく政治家やそれを支援する財閥富裕層。数々の韓国ドラマで描かれている政治の腐敗や財閥の横暴が今回もテーマになっているのだ。
https://nfreaks.jp/post/netflix-paper-house-korea/
個人的に一番好きなのはその名の通り元経済学部教授の「教授」だ。彼は決して冷徹で完璧なマシンではない。計画のために敵である警察を抱き込むのだが、情に流されて予定にはない行動を取ってしまったり、感情的になったりと、非常に人間的なのだ。「教授」は仲間にさえ教えていないいくつもの秘密と奥の手を使い、警察を翻弄し、最終的には国家を巻き込んだ、とてつもなく大きな野望に向かっていく。
銀行強盗を扱ったドラマはよくあるが、造幣局という小さな場所から始まり、視聴者の予想がつかないほど大きなスケールへ発展していくのは珍しい。
https://www.yknetworks.com/paper-house-korea-part-2/#toc7
国の未来を奪ったカネの亡者のせいだ。南北会談は、大金を稼ごうとする泥棒の見せかけ。政府が利益を保証すれば、統一を早められ金融緩和で大企業が儲かる。なぜ言い切れるか?計画を提案したのは私だから。オ会長とその支援を受ける政治家キム・サンマン、本当の泥棒は誰か世間に知らしめてやる
君に話したことは全て本心だ。私を殺せても逮捕はできない。なんの罪で捕まる?造幣局でいくらでもすれる紙切れの真の持ち主は民衆だとバラした罪?それとも君を騙した罪
南北経済協力資金横領と不正が判明”と巷のニュースが伝えた。南北の人たちが強盗の仮面をかぶって、「ペーパー・ハウスは民衆のものだ」とデモをした。
チョン・ヨンスは収容所行き、キム・サンマンとミスター・オは裁判、南北政府経済協力は見直されることになった。