朝ドラでは、私の中ではカムカム以来のヒット作！
番組関連で、よく使われていた晩年の笑う牧野富太郎博士の写真から伝わる空気感を、全編通じて神木隆之介がすごくよく表現していたと思う。
そして、牧野博士の植物に対する情熱や努力や功績はそのままに、人間関係はフィクションでふくらませた脚本にも拍手
竹雄、綾、そして寿恵子の3人が万太郎の周りをしっかり固めていることで得られる安心できる幸福感！
そもそも、万太郎の所業は冷静に考えれば後先見ずのボンボン育ちが自分のやりたいことだけに突き進んでいてツッコミどころが満載すぎる。
冷静に見ればそうした万太郎に対して、「仕方ないなぁ、万太郎を応援しよう」と思わせるキャラに演じた神木くんにも拍手だし、そのサポーターとしての立場を無理に思わせることなく見せた3人、志尊淳、佐久間由衣、浜辺美波も良かった。
特に寿恵子！万太郎ロスというより寿恵子ロスになる。
八犬伝好きで、万太郎のことが大好きで、一緒に植物学の本づくりも手伝えば、お茶屋の経営までやるように。前向きで、エネルギーがあって「寿恵子ガンバレ」と応援したくなる、そしてその生き方を見ていたくなるキャラクター。こういうのって朝ドラに大切よね。
スタッフ、キャストの皆様、半年間、楽しい時間をありがとう。
