今クール、「おにぎり」は脱落したので、その代わりではないけれど再放送していたこちらを視聴。
途中、尾野真千子主演の部分まではものすごく面白かったし、大好きだと思える作品だった。
何より尾野真千子が良い。あのバイタリティとサバサバした気性の良さがすごく気持ちが良い。
そこに絡むお父さん(小林薫)をはじめとした岸和田の家族も神戸の祖父母たちも。
そして、奈津(栗山千明)、八重子(田丸麻紀)、玉枝(濱田マリ)、マサちゃん(玄覺悠子)といった周囲の女性の存在もすごく効いている。
でも、晩年。
糸子が、夏木マリに交代になったのがちょっと衝撃だった。
晩年部分もあれ単独で見たら、あれはあれで面白いと思う。
でも、あまりにもそこまでのドラマの部分との連続性が感じられなくてかなりモヤモヤした。
周りの人もほぼほぼ死んでしまっていて、前半と共通なのは娘の3姉妹くらい。
お店の人まで総入れ替えだし。
八重子さんも出てこない。
違う物語が展開されているようだった。
夏木マリの糸子も、糸子らしさは感じるのだが、キャスト総とっかえはどうなのだろうか。
死ぬまでを描く物語の難しさも感じた。