こぼちゃん

ホワイトカラーのこぼちゃんのレビュー・感想・評価

ホワイトカラー(2009年製作のドラマ)
4.2
収監中の天才詐欺師ニール・キャフリー(マット・ボマー)とFBI捜査官のティム・ディケイ(ピーター・バーク)のタッグで、知的犯罪を解決する物語(全6シーズン)。

天才詐欺師ニールは、姿を消した恋人・ケイトの行方を追う為、FBIの知的犯罪捜査に協力する条件で、一定の自由の身となる。ただし、GPS付の足輪を付けている。仲間には、裏家業のモジーがおり、ニールが必要とあれば、機密情報から最新技術まで何でも手に入れ彼を支援する。

FBI捜査官のティムは、堅実な捜査能力で任務を遂行するタイプ。愛妻家で、最愛の妻・エリザベスはニールにも優しい。ティムは、ニールとの取引により、パートナーを組むことになる。ニールに警戒するものの、憎めず、少しずつ、ニールと友情を育んでいく。

ニールは、天才的な頭脳と洗練された外見を持つ天才詐欺師。様々な知的犯罪に精通し、また裏社会の交友関係も広い。美術品の偽造にも長けており、プロの鑑定士を欺くことも朝飯前。モジーとの掛け合いも絶妙。ニールは、老婦人の心を掴み信用され、ビルの屋上で贅沢な暮らしをしている。スリルのある犯人の追跡や銃撃戦、オーシャンズのような知能戦、収監されても悪者から金を巻き上げて保釈されたり痛快。

1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説『世界をだました男』を元に製作された映画、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』、天才詐欺師(レオナルド・ディカプリオ)とFBI捜査官(トム・ハンクス)の終盤、協力して知的犯罪を解決するようになるが、似たような話なので、自伝小説からヒントをもらっているかも。
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