ハッキリ言って内容は普通だしつまらない。
ただこのドラマには一つだけベストと呼べるものがある。
照明。
とにかく照明がとんでもなく素晴らしい。
明る過ぎず、暗過ぎず、きちんと陰影がついていて、本当に美しい。
画質は少し黄色みがかったオレンジ系。
内容がつまらないし、上野樹里の演技もイマイチだが、
照明だけはここ何年か見た国内ドラマ、邦画の中では最高峰です。
とにかく照明と光を見て欲しい。
この照明を担当してる人は誰なのか?
この人が担当してるドラマや映画なら、内容つまらなくても観れる。
もし自分が映画監督なら絶対この撮影と照明を使うなあ。
誰なんだ、本当に。
調べたら、阿部慶治という人!
覚えないと。
撮影は、関毅と関輝男、兄弟?親子?
この3人は良い仕事してます。
3話の照明は少しクオリティ落ちたかなと思ったら、平岡将仙という人。
撮影は関毅と大場貴文。
カラーグレーディングは斎藤精二。
演出は山室大輔。
ということは、照明が素晴らしいのではなく、撮影の関毅とカラーグレーディングの斎藤精二が素晴らしいのか?
1話ずつのクオリティを確認していくしか無いかなあ。。
4話目、外のシーンになるとどうしても普通になってしまうのが避けられない。
建物内部での照明は良いが、構図は普通なので、少し飽きてしまう。
これで脚本がおもしろければまだ良いのだが、話が面白くないので困る。
ヨガスタジオの夕方のオレンジは良かった。その他は今回は普通。
滝内久美の魅力が出てた回だった。
5話目、照明は阿部慶治!
やはり阿部慶治の照明の回は素晴らしい光が見られる。
毎回阿部慶治で観たい!
普通に阿佐ヶ谷姉妹を多摩川姉妹で出せばいいだけでは?
ストールの輪廻の回。
良い話だと思うのだけど何故か全然泣けない。何故だろうか?
照明は最高レベルだが、構図と演出がイマイチなのがやはりつまらなくさせてるかと。
そもそも肝心の脚本は論外だが。
颯がヒロインを好きになる子供の頃のエピソードをカットしてる時点で、感情移入しにくい。
ヒロインの良さが伝わらないし、魅力的に見えない。
今の上野樹里1人だけで、ドラマを持たすのは難しい。
ヒロインとは真逆な、清楚系の裏表のある嫌な性格の可愛いライバル女子が欲しかった。
ユリアンでは無いんだよなあ。
ユリアンはあくまでも笑い所なので。
あと、単純に美しい井川遥の出番をもっと増やして欲しい。
それだけで眼福。
と、思っていたが滝内久美の演技を観てるだけで幸せになってきた。
滝内久美の繊細な表情と台詞回し、演技にはやられる。
本当に素晴らしい。
対照的に主演の上野樹里の子供のような滑舌が気持ち悪くなるくらいに。
上野樹里は、決して下手では無かったはずだが、普通の役をやる時に変な媚びる声を出す癖が付いてるのが気になる。
これは広末涼子や深田恭子にも共通している媚びる声と演技。
ヨガで独立を目指す大人の女性なんだから、もっと大人の声を意識して出しても良いのではないのか。
以下、8話のレビューに続きます。
脇役の女友達の、清水くるみが何気に上手い。他の作品でも見てみたい。
武田玲奈もたまに出てくる、お父さんの部下役で良い。普通に上手い。