予告を観れば分かる事だが、終始「戦場を舞台に銃弾の雨あられ」という作品ではないし、とにかくアクション爆盛りな"お祭り系"でもない。
陰謀に巻き込まれてしまったネイビーシールズ隊長のリベンジアクションがストーリーの屋台骨。
ジャンルとしてはスリラーで、一応 真の悪を探すというレールはある。
しかし、ソコをメインにして観るタイプのモノではない。
(正直言うとサプライズは弱い)
このドラマの重きは上記の通り
《リベンジアクション》
である。
回想の類い多めなのが苦手な人には少しクドく感じると推察するが、ちゃんと主人公にそうなる理由があるのでワシはノイズにならなかった。
第1話の掴みはO.K.だが、ドラマパートが多めに描かれる2〜3話は昨今主流のハイテンポなタイプではない。でも、
『4話からギアがUP!』
しかも加速度を増して上がるのが良き。
製作に参加した原作者も元海軍兵、スタッフやアクション関係にも元海軍兵がたくさん関わっているらしく、当然リアル寄りなコレオグラフが多いので、ハードなタイプのアクション物が好きな人は動きだけでも楽しめるだろう。
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ソコをしっかりと魅せるクリス・プラットはドラマパートでもコメディ演技を完全封印!
ケレン味の無いガンアクションがプラスされて「イメージとは真逆」と言って良い様な彼が観れる。
ショーン・ガンも そういう意味では中々見た事の無い演技と言えるかと。
(アクションはやらないが)
斬新な展開やストーリーで万人に楽しませるというより
「こういうの大好物なんや!」
って人にしっかり応えたタイプのドラマ。
ぶっちゃけ派手さや新しさは無いが、頭からケツまで"質実剛健"。
むしろソレでちゃんと先を観たくなる様に作って来るあたり、さすが職人フークア。
立ち位置は製作総指揮で監督は第1話のみだが、全話通してブレが無い。
まぁワシはフークア好きのアクション好きなので、コレ正に《ドンズバ》なドラマなワケでw
休日まで我慢出来ずスタートした為に時間の都合で2回に分けたが、多分一気に観れたと思う。
……あ!
コメディテイストの演出は無いが、一部界隈で大人気な映画【バトル・シップ】を知っている人には大爆笑レベルのシーンが1発だけある という事はお伝えしておくw