このレビューはネタバレを含みます
2023/1/2-3
10年ぶりに見たが、昨今の作品と遜色ないほどに面白い。
この作品はゲームの設定がしっかりしている上、必勝法を伏線で気づかせるようにしているため、視聴者としても「それはズルだろ」となることがない。
必勝法に気づかない人→必勝法に気づく人→必勝法の穴に気づいて裏をかける人の3パターンで楽しめるような作りになっていて、どれくらい頭が回る人であっても楽しめるのも素晴らしい。特にシーズン1の少数決は一番わかりやすくそれを体現したようなゲームの作りである。
また、本作におけるナオの役割も秀逸で、気持ちだけでライアーゲームを攻略するのではなく、秋山と協力して騙しながら全員で勝つシステムをとっているため、騙し合いのゲームという軸の設定がブレないところも素晴らしい。
あとなにより、ヤスタカの音楽が完璧で、現代のデスゲーム系作品に多大なる影響を与えていると感じる。
